『第8回陶美展』
2021年1月27日(水)〜2月2日(火)
日本橋髙島屋S.C.本館6階美術画廊にて開催されます。
コロナ下ではありますが、お時間がございましたらマスクなどの対策をなさってご高覧いただけると幸いです。
陶美展事務局より表彰式をリモートで行うとのご連絡をいただきました。
ありがたいことです。
陶芸活動の中で受賞に至ることはそんなにあることではありません。
陶美展は会長の今泉今右衛門先生を初めとして、人間国宝の先生、また事務局の先生方、会員の皆様はプロの作家なので、受賞という意味を嫌というほどご存じです。
特に大賞はワンチャンスなのではないでしょうか。そこに至るまでの努力、そしてタイミングもあります。
リモートでも表彰式を行いたいとお考えくださったのは、大変なご配慮だと思います。
さて、大好きなバレエの話。
私、バレエ歴23年でございます。
陶芸はもとより文化系は大人になってからでも案外間に合ったりするのよね。
だけど運動系、特にわざ系は、大人から23年やったところで、完成度は限りなくゼロに近いわね。
バレエにはジュテアントルラッセというパ(ステップ)があるの。難しいのよ。
私、23年やってもどうにもできない。コツをいくら教えていただいても、意味はわかるけど、理解できない。
この度っ!何がどう違うのか自分を直視するしかないと決心しましたっ!
夫にね、ビデオをとってもらったのよ。
あら、夫、スマホを掲げて奇妙な顔をしてるわ。
撮影画像を確認した私。
ひどいだろうと思っていましたよ、思っていたけど、これほどまでにひどいとは・・・
産まれたての大ウシみたいだった。(子牛みたいにかわいくない)
足はあらぬ方向に曲がって、ヨロヨロしてるのよ。(あくまでもやっているのはバレエよ)
夫に、「完成系はこれよっ!」とお手本のビデオを見せたら、笑いがひきつっておりました。高らかに笑えないほどだったということね。
現実を直視してみれば、これは一個前の段階の練習をしないとだめだとわかり、家でドタドタやってますわ。
この間、お友達のバレエの先生と話をしておりました。
「バレエは、自分のレベルを勘違いしている人がいますよね。何でそんなふうに思えるのかしら? 陶芸はそれほどでもないような気がするんですよ」
「陶芸は自分で見えるけど、バレエは踊っている自分の姿が見えないからじゃないの。瞬間だしね」と。
「なるほどね〜」なんて笑っていたけど、ああ、人のことを言ってる場合じゃなかったわね。
確かにバレエは終わったら消えていくわね。
その点、陶芸は怖いわね。今だって縄文時代のものも残っているわけだから。
3000年後、土の下から掘り出されて、何この壊れた変てこなうさぎ? 呪術用?」なんて言われる可能性大だわね。

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