ここのところ表札をつくっている様子をアップしておりました。





ブログを読んでくださったブロ友さんも表札をつくられたとのことです。しかし、割れが出てしまったそうです。


タタラづくりは簡単そうなのですが、反りや割れが出ることがしばしばあります。


私のつくりかたをちょっとだけご紹介します。

このつくり方は大量生産向きではありません。オンリーワンの作品をつくりたい楽しむ陶芸向きです。


タタラの板をつくります。


私は、丈夫なクラフト紙の上でつくっています。


もちろん均等にコロコロしてつくるのですが、つくってもすぐには作業せず、陶板のを木の板でサンドして、少しだけ重みをかけて、ビニール袋に入れて休ませます。


いいあんばのかたさになったら、作業いたします。


いいあんばいというのは、自分がどのような技法を使うか、また使っている粘土によっても違いますし、さらに、日数もその時の気温、湿度によって変わります。

まさにケース・バイ・ケースですね。


作業が終わると次は乾燥に入りますが、乾燥していることを粘土に気づかれないようにジワジワと乾燥させます。


季節、温度、湿度、できあがった作品の状態によって乾燥の方法を少し変えます。


今回は、私は段ボールを使っています。


板とクラフト紙ごと段ボールの中に入れて、突起しているところをラップでくるみます。


そして、ときどき乾燥具合を見ながら手当てをしてやります。


ふちは乾きやすいので、ふちが乾いてきそうになったら、ふちにラップをかけます。(最初からかけておいてもいいです)


反ってきそうなときは、削り粘土などをビニール袋に入れて、重石のかわりにしてあげます。お米みたいなものでもいいです。


状態を見ながら、少しだけ段ボールに隙間をあけてやって、ほぼ乾くまで段ボール生活をさせてやります。


時間はかかりますが、焦らずじっくり乾燥させるのが結果的に近道だと思います。


私、皆様に、楽しむ陶芸は時間をかけたほうがよいですよと言っています。


ザクザク量をつくるより、手間暇かけて少しでも完成度の高いものにしたほうが満足度も高いし、いい作品ができあがりますし、次のステップにつながります。


早く出来上がりが見たくても、反ったお皿や、ヒビが入った湯飲み、筋トレに役立つようやご飯茶碗ができても、あまりおもしろくないです。ゆっくり、ていねいにつくって楽しむのがよいですね。


これはワークショップの方がつくっている表札です。




ザ・和風のお宅とのことなので、こんな感じにしました。織部をかけ、凸凹で濃淡が出ます。


きょうの午前中は、試行錯誤しているブローチづくりをしました。


型作りがよいようです。

石膏をほっています。




とりあえずこんな感じ。

周りをカットするとうさぎブローチ。




午後から猫ブローチをつくろうと思ったのですが、夫が工房を使うので遠慮しました。急いでいないときは、土日は夫優先です。


雨が心配ですね。

ミイも避難しています。

















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