本焼きスイッチオン

無事に焼けますように。


午後から、またもやマーマレードをつくりました。




前回はゆでこぼしを2回したら苦味が足りなくなったので、今回は1回に。

とろみも少なかったので、種も一緒に煮ました。


おやつに蒸しパンも。 

破けたペーパーの型をマスキングテープで補強。




待つこと15




小麦粉大好きです。

朝食はコーヒーパンでした。




このタイプのコーヒークリームはお店で売られていないの。どうやってつくるのかしら? ご存知の方は教えてくださいませ。




コーヒーパン大好物なのよ。

高校時代、学校に入っていたパン屋さんにこれがあったの。

友人に、「毎日毎日コーヒーパンを食べて、このコーヒーパン娘」と言われたぐらい好き。


高校はお弁当だったんだけど、私は毎日パン。


なぜって、パンが好きだからというのもあるけど、一番の理由は、母のつくったお弁当は食べたくないからよっ!


だってね、母のお弁当は、目刺しが一匹白いご飯にドーンとのっていたり、ケンタのチキンが5個入っていたりするのよ。


想像してみて、おそろしいでしょ。

そんなお弁当恥ずかしいし、何よりまずいのよ。


母は食いしん坊で、デブだったけど、料理が嫌いな上にセンスもなかったの。


日曜日は朝から天ぷらをつくるのよ。土佐の皿鉢料理で使うような大皿3枚に、揚げたての油でベチョベチョの天ぷらをてんこ盛りにするの。それを朝・昼・おやつ・晩と食べ続けるのよ。


巻き寿司もつくっていたわね、きっと急に食べたくなったのね。お酢の入ってない巻き寿司だけど。


お買い物は大好き、特に食料品。もちろん、スーパーじゃなくて、デパートよ。だってお惣菜コーナーはデパ地下でしょ。(特に昔はね)


私が小学生4年生ぐらのときだったかしら、今から50年ぐらいの前の話よ。

お皿に渦を巻いた小さな物体が散りばめられているの。

「これ、何?」「カタツムリ」「・・・」


食べなかったわよ。


今でこそエスカルゴでビビる人はあまりいないと思うけど(私は今も食べないけど)、50年前に小学生に食べさせるものじゃないと思うわ。


父はどうしていたかって?

ある日私に向かって、「月謝は払うから、料理教室に通ってくれないか」と言っていたわ。


つらいわね。

父が外食が大好きだったはずよね。


お料理教室には行かなかったわ。

だって、お料理の本どおりにつくれば普通においしいものができるんですもの。


本に書いてあるとおりにすれば、奇妙なものはできあがらないの。お母さん、巻き寿司のページには、寿司飯には酢を入れろと書いてあるわよ。


ある日、私は悟ったわ。「おいしいものを毎日たらふく食べるには自分でつくるしかないのね」と。


おかげさまで、お料理は普通に好きだし、センスもぼちぼちなので、夫も普通に食べているわ。


普通が一番よ。


先日、知り合いにイノシシの肉をあげると言われたけど、丁重にお断りしたわ。肉は豚肉と鶏肉と牛肉で十分だわ。


コウモリなんて食べるからこんなことになるのよっ!(コロナね)


私、「ああいう作品をつくっているのに普通だよね」とか「常識的だね」とか「案外、保守的なのね」とかよく言われの。

初めてお目にかかる方から、「ファッション、ノーマル」と言われたこともあるのよ。

どんな格好をお望みだったのかしら、突起だらけのヨロイでもつけているとお思いだったのかしらね。


私、普通でございます。

普通じゃない母に散々ほんろうされてきたので、普通のものがお好みでございますわ。















陶芸ランキング