きのうつくった骨組みにお肉をつけます。
設計図もマケットもないから、こんなふうになるのよ。
真ん中と並べてバランスを見る。
真ん中は規格なしでつくっているからつくりやすいんだけど、その後につくる二つは、最初につくった真ん中に合わせなきゃいけないから、ちょっとめんどう。
オブジェ制作は、まさに格闘技。
子どものころから、散らかさないと何かができないタイプ。
お習字、お絵かき、あげくの果てはおやつのスイカ。
お習字は、もちろんテーブル、手、洋服、墨汁だらけ。
お絵かきも、絵具ベチャベチャ、チューブ原型とどめず。
スイカ、顔から手からスイカのエキスだらけ。(カブトムシが見たら大興奮)
隣で食べているいとこは涼しい顔でお食べになっていたわ。
そのうち、スイカを食べるときは私だけバスタオルを巻かれていた。
人それぞれクセがあるもんだ。
文字を逆に読むくせもある。
近ごろSNSで見かける「アマエビ」さん。
「何でアマエビがはやっているんだろう?」とずっと思ってた。
「アマビエ」さんだったのね。
絵もアマエビに似てたから・・・。
はやとちりのくせもある。
ずーっと「ココナツの島」だと思っていた。
夫に「常夏だけど」と言われた。
お食事後、お顔にごはん粒がついていることもある。
夫に「サザエさんみたいなことが、現実にあるんだね」と言われた。
心底驚いたらしい。
いろいろ変なくせはあるけど、陶芸制作には特に支障がない。(制作後の掃除が地獄だけどね)
粘土と格闘していると、作品から粘土をむしりとることもあって、昔それを見た先生と生徒さん(その後、その生徒さんは陶芸家になったよ)が唖然としていた。
二人とも目がまん丸になっていて、その後、目を伏せていた・・・。
でも、私、教えるときはちゃんと教えてますからご安心ください。
ちゃんと何をつくるか考えてつくってくださいね。
できちゃったというのはやめましょうね。
イメージを現実化させるためには、デザイン画を描いてくださいね。
粘土を適当に張りつけたり、手でむしったりしないでくださいね、ヒビが入りますよ。
「口では何とでも言えるの典型だわね。
いや、私もそうやって教えられたので、努力はしましたよ。
しかし、なぜかそうやろうとしてもできない。(別に反抗しているわけではないのよ、中学生じゃないもの)
人にはその人なりのスタイルちゅうもんがあるらしい。
世に言う、はやりの個性っちゅうやつ?
個性はつくるものじゃなくてよ。なくそうと思ってもなくせないのが個性よ。
バスタオルなしじや、スイカは食べられないわ。
作品スタイルも同じ。
憧れる作品と、つくってしっくりくるものとは違う。(好きな服と似合う服が違うのと同じかな)
どんな作品がしっくりくるのか、制作はそれを見つける旅。

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