佐藤正久が外務副大臣としての公務により海外出張中のため、その間に党本部で行われた国防部会・安全保障調査会合同会議の様子を秘書から皆様にご報告します。

 

本日、自民党本部で国防部会・安全保障調査会合同会議が行われ、防衛省が今年度の補正予算および来年度の予算編成について説明を行いました。

 

補正予算は、自衛隊の安定的な運用態勢の確保を目的とした、陸上配備型イージスシステム(イージス・アショア)の導入に関する情報の取得や、能力向上型迎撃ミサイル(PAC-3 MSE)の調達などを調整中である。また、イージスアショアの導入にあたり、現大綱・中期防との関係を整理する予定です。

 

次に、平成30年度防衛関係予算編成等の状況についての説明を行いました。前回の同部会で承認された項目は要求中であり、それに加え、スタンドオフ(敵の脅威圏外)ミサイルの導入を検討しています。

 

諸外国の航空能力の進展が著しい中、わが国の防衛のためには空自戦闘機による敵水上部隊と敵上陸部隊への効果的な対処が必要であり、特に北朝鮮の核・弾道ミサイルの開発は、これまでにない重大かつ差し迫った脅威となっていることからBMD(弾道ミサイル防衛)イージス艦を防護する能力を一層強化することが必要です。自衛隊員が安全に任務を遂行できる装備を整えることは政府の責任であり、これらを装備することは専守防衛に反することはありません。

 

現在、スタンドオフミサイルは海外から調達する方向で検討中であり、出席した国会議員から国産化の要望が出ました。それに対し防衛省は、将来的には国内での開発も検討すると回答しました。