109シネマズ四日市にて鑑賞。

1920年代ハリウッド。スター俳優、若手女優、映画業界での仕事を望むメキシカン、黒人のトランペット名手の4人を通じて、バビロンのようなハリウッドの姿を描く。デイミアン チャゼル監督による3時間の大作。冒頭のパーティシーンが圧巻。人々の熱狂が伝わってきて、ワクワクするオープニング。主役なので当たり前だけど、登場した瞬間からブラピとマーゴットロビーの魅力が炸裂している。映画撮影のシーンは、監督の映画愛が、登場人物たちすべてに乗り移ったようで、とても楽しい。後半は、トーキーへの移行を通じて、浮き上がる人、沈む人の対比が見えてくる。それぞれのキャラクターの、喜びと悲哀が混ざり合う人生の行方に心を奪われる。トビーマグワイアの地下狂乱地獄風景が素晴らしかった。映画音楽がキャラクターのように物を言い、ハリウッドの町が自己主張する。豪華絢爛な時代を、たっぷりと楽しむことができた3時間でした。