こんにちわ
堀口です。
あり方マッピングの解説の2回目です。
あり方マッピングは、人間の意識の立ち位置を図で示したものです。
人間は普段、
自分のあり方というものをはっきりと認識していません。
というか「あり方」そのものに、
統合側意識と分離側意識があるなんていうことすら、
考えたことがないかもしれません。
しかし、
今の自分が完璧に幸せだと実感できていないのだとしたら、
それは自分の存在の仕方に、
どこかしらエラーがあるという事になります。
エラーとは、
それがエラーだと認識して、
初めて改善しようという気持ちが起きるのです。
つまり、
自分の立ち位置を正確に知るということは、
何においても優先されるべき戦略の第一歩になるはずです。
あり方とは、
その時その時の一つの完成のことで、
その完成形に導くための方向性は、
一元という「一つになる」方向性であります。
あり方という目的と、
一元という方向性があって、
真理に近づいていく道が開けます。
さて、
あり方マッピングは、
お経や賢者の教えの中に書かれた、
あり方と一元についてを、
より具体的にイメージしやすいように工夫して書いてあります。
ぱっと見てわかるものではないかもしれませんが、
何かの折に、
理解の手助けになればいいと思っています。
しかし、
この図ですべてが解説出来ているわけではなく、
ある方向から見た断片的な情報を、
出来る限り集めて、
一つの図として表現する工夫をしたものであると言うことをご理解下さい。
量について
この図は、目に見えない自分の持っているものを「量」として考えています。
持っているものとは、経験、学び、ノウハウ、理解、蓄積された情報などです。
お金なども持っているものに含まれますが、
それは目に見えない持っているものが自分にもたらしたものと考えますので、
それは量の一部であるとしていいと考えます。
では量に関して見てみると、
左側統合領域で一番下に量50の「球」があります。
そして分離側にも量50のものがありますが「半円形」です。
量は同じ50なのに、
統合領域側では球(完成)です。
分離領域側では半球(不完全、足りない)です。
これはその人の感じ方についてをわかりやすく数値と形にして表現したものです。
つまり、
満足と不満は量には関係しないということです。
同じ「もの(量)」を持っていても、
一方は満たされていると感じ、
一方は足りないと感じています。
統合意識の量と分離意識の量
統合意識側では量50でも球ができています。
これは量50持っていることに目が向いており、
その状態を満足しているということです。
このことは「当たり前(すでに持っている)」と感じているものに、
ありがたさを感じている心の状態です。
対して、
分離意識側は同じ量50を持っていますが、
(この時点では)量100を完成だと信じ込んでいて、
量50では不足していると感じています。
つまり、
これは足りないところ(半球の上部の透明部分)に目が向いているため、
心には焦りや不足感があります。
学校教育などで、
常に競争させられていると、
出来たところより出来なかったところに目を向けさせます。
これは必然的に不足部分に目を向けさせる習慣化です。
この不足認識の習慣化は、
「できない自分」をより強く自分の意識に印象づけてしまいます。
今の自分を満足する感じ方と、
(自分に満足すると、今の自分を満足するは違います)
今の自分に不足を感じる感じ方。
この感じ方の差は成長に大きな影響をもたらします。