多読書評ブロガーの石井です。


昼間に引き続きR+さんからの献本についてのレビュー記事になります。


先日、インフルエンザと診断される前日、クーリエ・ジャポン編集部訪問イベントに参加してきました。


そこで、クーリエ・ジャポン編集部にお邪魔して知った衝撃の事実の数々を踏まえて「あなたはクーリエ・ジャポンのことどれ位知っていますか?」という観点から紹介していきたいと思います。(どれだけ石井自身知らなかったんだということです・・・)


COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2009年 12月号 [雑誌]

■クーリエ・ジャポンはどこまで日本の編集か?


クーリエ・ジャポンは、クーリエというフランスの雑誌と提携して発行している雑誌になります。


そうすると、クーリエという本国の雑誌の焼き直し部分が多いのか?と思われてる人も多いかと思います。


かくいう私も、ある程度本国の「クーリエ」の元ネタがあって、そのうえで日本版用にアレンジしているのかと心のどこかで思っていました。


結論から言うと、ほとんど焼き直しはなく、日本の独自編集で作られています。


編集していくための「媒体の入手ルートや入手条件」を共有している部分はあるものの、ほとんど全て日本における独自編集で作られています。



■クーリエ・ジャポンはどうやってできているか?



では、そもそもクーリエ・ジャポンはどうやって作られているのでしょうか。


これは良く見ると本誌にも書いてあるのですが、編集部へ乗り込んでよりイメージが沸きました。


こちらも結論から言うと海外の各種の媒体の記事を参考にして作られています。


各地域毎に担当の編集者さんがいて、主に月の前半を記事の探索に当てて、月の後半にかけて編集作業を中心に月刊誌を動かしているとこのこと。



■雑誌に埋め尽くされた編集室


編集室は、世界から届く媒体のコピーや、雑誌そのもので埋め尽くされていました。


いわゆるライターさんという人を使うことはほとんどなくて、編集者・翻訳者・デザイナーさんのスタッフの方の連携で作られているとのことです。


ようするにクーリエ・ジャポンという雑誌は、講談社という風土で育てられた編集者の方の目効きで、世界中のものすごい量の記事の中から、日本人にとって面白くて役に立つ記事を厳選しているという雑誌になります。


こうした編集方法で作られている雑誌は日本で唯一とのことです。なんとなくそんなかなあと思っていた方もいるかもしれませんが、こう表現されると見てみたくなってしまいませんか?



■創設者で編集長の古賀義章さんてどんな人?



クーリエ・ジャポンは、週刊文春、フライデー等の記者を歴任し、オームの信者と仲良くなる、普賢岳の立ち入り禁止区域を7年間撮影し続けた記録を出版するなどの枠にはまらない活動をずっと行ってきたという数々の武勇伝を持つ古賀義章さんという方が創刊した本です。


単に現在編集長という肩書きでいるというだけでなく、発刊のための社会の企画会議にかける段階からの、自身の1年のフランス留学時の人脈を生かしての水面下での動きから含めてのクーリエ・ジャポンの「生みの親」です。


ちょっと古い表現かもしれませんが、典型的なちょい悪おやじ風の渋いルックスと数々の面白くてスゴい伝説(編集部訪問後の懇親会で色々聞かせてもらいました・・・)を持って、おそらく今後色んなメディアでもどんどん取り上げられていく人なんだろうなと思います。


実は、インターナショナルな雑誌なので、結構固めのイメージを持つ人も多いかも知れませんが、良く見てみると結構やわらか系だったりフライデー系記事も多いことに気づきます。



■本号の特集「外国から見た日本」



人知れず5周年記念号ということで、今回の特集は、「外国の視点から見て、日本はどう報道されているのか」というテーマは、クーリエ・ジャポンの発刊の原点でもあるとのことです。



■まだまだこんな側面がある、クーリエ・ジャポン



以下のように、オンラインや携帯でもクーリエ・ジャポンの記事を購読することが出来たりもします。


□I-PHONEアプリでクーリエ・ジャポンが読める

http://courrier.jp/iphone/index.html

 無料版と有料版があります。


□ヤフー内でクーリエ・ジャポンが読める

http://xbrand.yahoo.co.jp/magazine/courrierjapon/

 XーBRANDという雑誌情報サイトで、クーリエ・ジャポンの記事を無料で閲覧することができます。


□ツイッターで編集X氏がつぶやいています

http://twitter.com/CourrierJapon

 結構編集裏話が「つぶやかれて」います。最近は編集長自らの実況中継式「つぶやき」も入っている模様です。


□ネットで目次の詳細が読める

http://courrier.jp/contents/index.html

 表示されている最新号の目次の各項目をクリックすると、更に+αの情報が見れちゃったりもします。


このレビュー記事コンテストという試みも実は業界初の取り組みだということで、色々と実験的な試みが行われているようです。


■フランスでの「クーリエ」購読者数は数十万部


なんとこのクーリエ・ジャポンのフランスでの購読者数は、数十万部もあるとのことです。これは人口比にして、週刊文春位の発行部数に匹敵するとのことです。


EUだとか植民政策を行ってきたお国柄という手前もあるのでしょうが、編集部訪問時にいたドイツ人の人が言っていたのですが、ドイツやフランスでは、家族で政治の話をするのが普通らしいです。国際感覚や政治に対する意識の低さということに対する危機感がやはり日本には少ないのではと改めて感じました。


ということで、クーリエ・ジャポン、どちらかというとマイナー雑誌であるから、購読の価値があるとも言える面もありますが、個人的思惑を超えて、日本にもっと普及してもらいたい雑誌だと心から思います。


【本日の紹介書籍】


COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2009年 12月号 [雑誌]

講談社
おすすめ度の平均: 5.0
5 Nippon特集がすごい
5 「観念上のコミュニティも、大きくなりすぎると機能不全が始まる」

【定期購読はこちらから】


雑誌のオンライン書店Fujisan.co.jp

【R+企画関連エントリー】

■書評■:人と違った情報源を持つ「クーリエ・ジャポン11月号」雑誌レビュー

■書評■:「ツイッター 140文字で世界を変える」



【お知らせ】


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【編集後記】

この編集部訪問の次の日にインフルエンザにかかりました。


同席頂いた方々は、私の勤務先の方針でいうと濃厚接触者となってしまいます。


今のところ同日接触した職場の同僚には感染していないので大丈夫だと思うのですが、インフルエンザ感染のなかったことをお祈り申し上げます。


その前の日雨にずぶぬれになって発症した多読書評ブロガー石井より


本日も最後までお読み頂きありがとうございました。