今日はここに来て3回目の日曜日。
ドイツでは、日曜日にはほとんどの店が閉まっている。

さて、買い物といえば、土曜日にドイツ人はガッツリと買い込む。
店はどこでも大盛況!
レジは長蛇の列だ。
でも、彼らにはせっかちな人をあまり見かけない。
店員が他の店員と長い間しゃべっていても、地蔵のように黙って立って待っている。
誰一人として文句を言う人はいないのだ。
このなにげない光景ですら日本と全然違うなあ、、と思う。

それから、日曜を含む祭日は、ドイツ国民みな「ナニモシナイデー」。
大抵の人はキリスト教だから、日曜はやっぱり教会へ行ってる。
休みの日に掃除なんて!というのが、当たり前のことみたいだ。
それにこの国では、日曜には食事を作る以外の家事をしてはいけない決まりになっている。
実際、掃除機や洗濯機なんて音がするとすぐに隣人が怒鳴り込んでくる、と現地の人から聞いた。
そして、これまた週末の始まる前の金曜に、主婦は命がけで掃除している、ということも。
こっちの主婦は、ピッカピカのテッカテカに家中を磨き立てるらしい。

さあ、そんなこんなで、私もだんだんとその習慣に慣れつつある。
始めの頃は、店が閉まってるなんて不便だなあ、と思っていた。
ところがフタを開けてみれば、これがまたとても快適な事に気付いたのだ。
日本に居た時には、週末も洗濯や買い物は当たり前。
平日となんら変わる事のない週末だった。
それが平均的な日本人だと思う。
ところが、今はどうだ。日曜は掃除も何もせず、日がな一日ボーッと空を眺めたりしてる。
そう、日曜が来ると、私もドイツ人と同じ「ナニモシナイデー」になった。
こんなグータラな生活、早くからやっとけばよかった、、とホントに心の底から後悔する。

ドイツの人は、日曜を家族で目一杯楽しんでる。
公園とは名ばかりの、まるで森のような空間でゴロゴロしたり、おやつを食べたりしてる。
ゆったりとした時が流れる、ここはライプチヒ。



ドイツはこれから日がどんどん長くなり、夏は夜10時まで日が落ちない。
これからの季節は、夜が更けるまでこうしてテラスでお酒を飲んで過ごす。

$ライプチヒ歳時記-テラス