佐藤嘉洋オフィシャルブログ「明るく生こまい」Powered by Ameba



今月も恒例の質問の答えです。


西向くサムライの11月です。


なぜサムライが11月なのか、はなはだ疑問です。


質問は適当に選んで答えているので、


選ばれなかった人は下唇を噛んで悔しがってください。




上の絵は来春発売される私の処女作


「1001のローキック(仮)」


の、あるエピソードを表したものです。


頭には……パンティーが。


さて、どういう話が展開されるのでしょうか?


お楽しみに。




Q1 佐藤嘉洋キックボクシングスーパーテクニック、は本ですか?DVD?

絶対買います♡

A DVDです。


そこそこ好評のようで嬉しいです。


目標は1000枚ですね。




Q2  いつも着てるもののブランドを書くのはなぜ?

ブランドから提供されてるなんてことはないよね?

テレビにも出ない格闘技雑誌しか出ないキックボクサーに


商品提供したってなんのメリットもないし。

けっきょく見た目とかレッテルにこだわってる男なんじゃん。

A そうなんです。


私は見た目とかレッテルにこだわっています。


しかしながら、こんな私にもブランディングの一環として、


商品提供をしていただける会社はたくさんあります。


本当に感謝しかないのであります。


もう一度世に出て佐藤嘉洋の名を世間の皆さまに観ていただきたい。


それが私からできる恩返しだと思っています。




Q3 ダルベックは強かったんでしょうか?

ダルベックの強さに言及されてないところを見ると


佐藤選手の調子が悪かっただけで次やったら勝てそうですか?


A ダルベック選手は強い選手ではありますが、


まだトップどころと比べると経験が浅いように感じます。


すなわち、その選手に負けた自分が、もはやトップの力を出せなかった、


ということになります。


過去最高の状態にも仕上がっていたにも関わらず、です。


自信はなくなりますよね。


「もう一度再浮上できるのかな。


再浮上したいな」


と少々疑心暗鬼な毎日です。




Q4 魔娑斗さんが中田英さんだとしたら


佐藤さんはキングカズさんって感じするのですがどうでしょうか?

もちろん佐藤さんの実力が世界レベル


っていう点では違いますが偉大さではそのように思われます。


A 今は辛抱のときですね。


歩んでる方角はおおむね合っていると思われます。




Q5 負ける時は、いつもパンチでKOが多いので、

対策考えろ。

ディーゼルノイみたいに手を伸ばして防御したらどうだろうか?

首相撲も多少はいれて逃げた方がいいぞ。

A 色々考えながら、練習します。




Q6 佐藤さんはこれからどんな小説を書いていきたいですか?

佐藤さんが書く小説読んでみたいです(^o^)


A 小説は難しいので、最初はコラム的な話でいきます。


しかしゆくゆくは手を出してみたいとは思います。


構想はだいぶ前から練っています。


題は「NO.1」です。


2008年痔ろうで入院中に少しだけノートに書きました。


それがヒットして、スピンオフの


「NO.2」が出ます。


ちなみに短編小説なら、数年前からいくつか書き終えています。




Q7 スティーブジョブズは、


「絶対に必要な物以外全てなくしたい!」


と言ってました!

ひーろーの技の精度を考えると


文章の精度を上げる快感にも


共通してる事があるんじゃないでしょうか?


A 今年の6月から「1001のローキック」の連載が始まりました。


今まで完全な我龍真吾だった文章に、


プロの編集者のアドバイスが入りました。


そのおかげで、自分の文章にどこか突き抜けた感じがしています。


自覚症状あり、です。

全体のバランスって句読点一つだけで、ガラっと変わることもあるんです。


絵を描くことと文を書くことは結構似ているなと。


正直、楽しいです。


気晴らしになっています。




Q8 僕はこんな格闘技界の状況の中


格闘技一本でやっていこうと来年上京しようとしているのですが


正直不安ばかりです。

佐藤選手もそういう時期があったと思うんですが


当時はどういう気持ちでしたか?

そして不況の中格闘技一本で


やっていくことについてどう思いますか?


A 私はそもそもキックをやり始めたときに、


K-1は無かったので、不安はありませんでした。


純粋に強くなりたくて初めただけです。


それで欲が出てプロになりたいという気持ちになっただけです。


自分ならなんとかなるだろうと思って続けたら、


なんとかなっちゃいました。


やった努力は大体報われました。


今回の11月の試合が初めて報われなかった試合だったかな、と。


挫折して辞めていく人の気持ちがわかり、


また一つ優しくなれたような気がしました。


だから、好きならやればいいんじゃないですか?


仕事として考えたら、こんな割の合わない仕事はないので、よろしく。


バカかアホしかプロにならない方が身のためです。


まともな人はフィットネスとしてやるのが一番。




Q9 質問なんですが、佐藤選手は以前、


「私は痒い時は掻きたいだけ書きます」と何かで書いてありました。


僕はアトピーですぐに痒くなるんですが佐藤選手はどう思いますか??


A いや、ごめんなさい。


それは掻くのを止めた方がいいかもしれません。


私はアトピーではないので、あなたの気持ちはわかりませんが、


聞くところによると大変な苦痛だということ。


そこは掻きたい気持ちをグッとこらえて


やり過ごす方がいいかと思われます。




Q10 質問なんですが、僕は「自業自得」という言葉や


そういう発言をするのが大嫌いです。


失敗したい人間などいないのに、


そういう人に対して後出しじゃんけんのように


正論ぶってるようにしか思えないんです。


格闘家という結果や内容を厳しく求められる仕事をしてる佐藤さんは


「自業自得」という言葉を言う人をどう思いますか。


A 自業自得という言葉は特に嫌いではありません。


ただし、結果論で話す人は好きではありません。


出た結果に対して、小理屈こねてくる人ね。


「やっぱり俺の思っていた通りだ」


とか、もう訳がわかりません。




やる前から言っている人ならまだしも。


結果が出てから、「予想通りだった」というのは


自分の意見に責任持っていないですよね。


そんな人の言うことなんて、


私は信じないし、聞きません。


だから私は結果論を言いません。


戦前にそれなりに分析して、


自分の意見に責任を持って発言します。


分析が当たればそれはそれだし、


外れればそれはそれです。






自分が絶対的に正しいと盲信している人に限って、


自分の意見に責任を持てない弱い人が多い気がします。




明るく生こまい


佐藤嘉洋