障がいのある方と社会を繋ぐITツールについて | 佐藤美樹(さとうみき)のサトミキ☆ブログ

障がいのある方と社会を繋ぐITツールについて

1期生のころから、バリアフリーなど障がいのある方の生活支援や雇用などなどで様々意見交換させいただいてきた長屋宏和さん(F3レーサー時代のレースでクラッシュし頸椎損傷。以降、車いすレーサーとして様々活躍されている)。

 

長屋さんから、今年始めの川崎市でのe-スポーツイベントのお話を伺ってから、「障がいのある人と社会を繋ぐ」テクノロジーに関心を持ってきました。

※川崎市・eスポーツイベント:

 

 

このeスポーツイベントでも用いられ、障がいのある方のゲーム参加を可能にしていたのが、flex controller(フレックスコントローラー)※1というもの。

キーボードやゲームのコントローラーを指先で操作できなくても、例えば顎先やひじ、手のひらなど身体の他の部分でなら操作ができる場合に、身体のパーツとキーボードなどを「繋ぐ」として開発されたもので、実際に開発されたテクノツールの方からも先日お話を伺いました。

 

こういうもの(Assistive Technology,アシテックというカテゴリがあるそうです)があれば、ゲームなどもですが、プログラマーとして仕事する可能性やまた入力支援があればパソコン作業などの仕事にもつながりそうです。

※1フレックスコントローラー、テクノツール社:

 

 
もともと長屋さんとのご縁を繋いでくれたのが江東区議の吉田要さんなのですが、要さんの地元商店街では障がいのある方の移動支援として、アシラセ※2というツールやアプリ(袖縁)を用いての実証実験も検討しているとのこと。
 
※2 アシラセ:

 

 

アシラセは、点字ブロックと杖の代わりに、靴などに着けてアプリと連動させ方向を知らせ移動を支援するツール。

先日実際に開発された方が身に着けて打ち合わせに見えていましたが、障がいだけでなく例えば高齢の方などの移動支援にも活用できると思います(全然次元・目的が違いますが、私もよく方向を間違えるので使いたいです)。

 

冒頭に「バリアフリー」と書きましたが、ハード面でバリアフリーを目指すことも重要ですが、障がい特性に応じたツールとまた足りない部分を人が繋ぐような、そうした支援の在り方を政策につなげていきたいと思います。