貧困の連鎖・・?子どもの生活実態調査分析をうけて | 佐藤美樹(さとうみき)のサトミキ☆ブログ

貧困の連鎖・・?子どもの生活実態調査分析をうけて

本日の福祉常任委員会にて、11月に実施した子どもの生活実態調査結果に対する詳細分析と報告書について報告されました。

※11月実施した子どもの生活実態調査結果:https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kodomo/010/d00165614_d/fil/chosagaiyouban.pdf

 

分析結果から見えた主な状況や報告書をみて、非常に違和感を感じた点があり・・・。

 

「貧困の連鎖」というタイトルで、母親が15歳時点で苦しい生活をしていたかどうかが現在の困窮層/周辺層※になっているかということを分析したようですが。

※生活困難度を①低所得 ②家計のひっ迫 ③子どもの体験や所有物の欠如の3要素でそれぞれ小項目を設けて分類し、3要素のうち2つ以上に該当する世帯を「困窮層」、いずれか1つに該当する世帯を「周辺層」と分類

 

分析結果では、「困窮層の3割/周辺層の2割が、母親が15歳時点で苦しい生活をしていた」とだから貧困の連鎖があると書いているのですが、一方で、「困窮層の7割/周辺層の8割は、母親本人が15歳時点では普通以上の生活をしていた」と。

貧困の連鎖よりも、よっぽど多くを占めている実態としては、親が子供のころは貧困じゃないのに今貧困に陥っている人たちだとしたら、それこそがもっと掘り下げるべき本質的論点では?と少し衝撃を受けつつ、報告書のほうの冊子もチェックしたのですが。。報告書のほうも同様の書きぶりで。特にこれ以上の分析はなく。

 

世田谷固有の状況なのか?どうかまでわかりませんが、少なくとも、世田谷では、貧困の連鎖より、「連鎖ではなく、子どもをもってから貧困になっている」人たちのが圧倒多数ということなのだから、そこをどうしたら救えるのか?という政策になってくるのであり、「貧困の連鎖」という言葉でくくってしまうのは、ややもすると実態を見失いかねないとも思います

(という指摘を委員会ではしました)。

 

せっかくあぶりだされてきた実態に対し、本質的論点を見失わないで政策立案・制度設計になっているかどうか、引き続き、議会でも質疑します。