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夕刊も悪くない

化粧品製造会社の社長blog-化粧品受託製造(OEM)会社の社長blog


初めて夕刊ってやつを買ったよ。

今日は日経新聞の朝刊が休みでさ、その分、今日の夕刊は充実しているんじゃ?って期待したけど、内容も頁数も薄かった(汗)。まあ、これが夕刊のテイストってやつなんだろうね。


さてさて・・・


そんな夕刊にも、朝刊にはない楽しさがあって、感じたのは 『 人 』 にフォーカスした企画が多いってこと。うん、こういう企画は個人的に好き。

 ○ キャリアの軌跡

 ○ フォーカス

 ○ 人間発見

 ○ こころの玉手箱


9面の「キャリアの軌跡」に、シーボン の社長(金子靖代さん)が登場してて、記事を読んでみたら・・・面白かった! 山崎的には特段の収穫はないんだけど、最近うちのスタッフたちから聞こえる悩みに対し、ちょっとしたヒントになりそうだから転記しておくね。


「この化粧品は絶対に売れる」。新製品の企画を担当していたころ、口癖だった言葉だ。自ら企画した製品への思い入れは誰よりも強い。仮に売れなかったら、自分のがんばりがたりなかったからと考えた。「いいものを作るには強い気持ちで周囲を引っ張らないといけない」。企画の現場にいた15年間、変わらず心がけた。


医薬品の卸会社を経て化粧品製造・販売のシーボンへ入社した。配属されたのは美容部。客に商品を説明して買ってもらうのが仕事だ。最初は先輩の話し方を観察し、頭にたたきこむ。それを自宅で繰り返し、「ひとりで何度もつぶやいた」。客の表情を読むコツを身につけると、成果が出始めた。売れたときのうれしさは格別だった。


慣れてきたころにと東京・六本木のネイルサロンに移動を命じられた。テレビ撮影用のつめを作ったり、来店客に対応したり。当時、つけづめは珍しかったものの、客足は伸びなかった。まだ20代半ば。「辞めて実家に帰りたい」と上司に相談した。すると「じゃあ何がやりたい」と聞かれ、製品企画の部署を挙げるとあっさり配属が決まった。


新しい部署では化粧品の企画から販売戦略まで担った。企画を練り上げても、どうやって売るのか、いつも悩んだ。ひらめいたアイデアを書き取るため、寝るときは枕元にメモ用紙を置いた。会社が終わった後、コピーライターの養成講座にも通った。発売まで何かをやり残したと感じた時は、大抵売れなかった。「包装デザインをもっと工夫しておけば」「販促PRが足りなかった」・・・・・・。不完全燃焼を何より恐れた。


製品化までは、社内で様々な部署とのやりとりが必要だ。激しくぶつかることもある。ときには強く言って相手をやり込めることもあったが、後でこっそりと謝りに行った。「自分の考えをただ押しつけるのではなく製品づくりへの思いに共感してもらう」。これは化粧品売り場やネイルサロンでの接客を通じて身に付けたことだ。経営者になった今でも、迷ったら「現場に答えがある」と信じている。


休日は自宅でゆっくりと家事をするのが楽しみだ。「普段は家にいる時間がなく、土日も仕事が多い」。時間をかけて料理や掃除などに没頭すると仕事から頭が離れ、リフレッシュできるという。1年前からは健康を意識してジョギングを始めた。毎日、5キロほど自宅のまわりを走って汗を流している。

(2010年8月9日 日本経済新聞)


どうだね、スタッフ諸君?