連日報道されている地下アイドルという言葉について思うことがあります。

今回の事件がなぜこれほどの話題になっているのか。。。

2014年にAKB48の握手会で起きた事件とどこが違うのか。

 

[地下アイドルって何?]

そもそも地下アイドルとはなんでしょうか?

 
地下アイドルの対比語は、地上アイドル、もしくはメジャーアイドルということになるのでしょうか。

 

私がいわゆる地下アイドルの現場に初めて言ったのは、おそらく2010年のPASSPOあたりからでした。

時代はAKBがブレークをし始めていて、ももクロが目立ち始めていた頃でした。

2009年から2011年はこうした地下アイドルが沢山できた時代であり、現在でも活動を続けているグループも数多くあります。

 

地下アイドルの定義を仮に、①マスコミにあまり露出せずライブハウスで活動している②CDはメジャーレーベルでなくインディーズなどで自主制作している③CD販売や、物販の際に握手、チェキなどの接触が伴う、とするならばAKB、ももクロもかつては列記とした地下アイドルでした。

今も地下と地上の境目は非常に微妙で分類することは難しいことです。

 
そして、その2つのちがうタイプのグループのブレークを横にみながら、次のブレークを目指して多くのアイドルグループが結成されて行きました。現在その数は全国で1万グループとも言われています。

 
[今回の事件について]

今回の事件をTVやネットで見ました。

地下アイドル現場では対バンでライブが行われることが多く、実はそのジャンルはかなり幅広くなっています。

一口にアイドルと言っても、グループで活動するだけでなく、ソロで活動したり、ギターを弾きながら活動したり、そのスタイルは様々です。

 

今回もそんな対バンライブの前に起きた事件だったようです。

対バンライブの後にはジャンルを問わず物販があり、そこで出演者と接触しながらおしゃべりをしたり、CDやグッズを販売したり、チェキを撮ったりします。

 

接触時間は様々ですが、1分位から数分間接触できることは珍しくありません。そして、初めて観て気に入った人のTwitterなどをフォローしながら日々応援していく、というのがオーソドックスな流れだと思います。

 

Twitterは事務所や個人の方針で、リプライ(リプ)ができたり、できなかったり、いいね(ふぁぼ)ができたりできなかったりするわけです。

 

Twitterやブログ、LINE、フェイスブックというSNSはアイドル活動では欠かせない情報ツールであり、コミュニケーションのツールです。

 

しかし、あまりにも日常的に、簡単にアイドルとSNSを通じて繋がることができるので、様々な問題が起きていることも事実です。

 

過度な恋愛感情を持ってしまうこと(ガチ恋)や、同じ推しのファンに対する嫉妬心(叩き)、そして今回の事件のように、推しからの反応の不満から来る逆ギレ(ディスり)など問題も様々です。

 

SNSに過度に依存してしまうと、上記のようなことは日常茶飯事にメンバーとファンやファン同士の間で起きてしまいます。

 

しかし、これはアイドル現場に限ったことではありません。

 

こうしたことは、日常生活の中で、友人同士、同級生、趣味の仲間などでも起きていることです。

 
もちろん、アイドルの世界でもAKBのような巨大グループでも起きるし、例え接触のないアイドルや、アーティストでもファン同士の間では起きていることです。

 

つまり本質は人間の心の問題から来ているので、いつでも、どこでも起きる可能性のある事件だということです。心がなんらかの理由で病んでしまった時、人間はとんでもない行動をしてしまう可能性がある。

AKB事件のように有名なら誰でも良かったケースもあります。

 

なので、今回の事件は決して、接触の多い地下アイドル現場だから起きたことではない。

マスコミが結論をファンとの距離が近い地下アイドル現場、行き過ぎた接触ビジネスに持ってこようとするのであれば、断固として反論したいと思います。

そんな偏見を持っているマスコミ関係者は1度是非アイドルの対バンライブを観て、物販に並びチェキを撮ってみることをお勧めします。

私はいちアイドルヲタクとして今後も平和で楽しい、そして日本人特有の文化に発展したアイドル現場を守って行きたいと願っています。

 
次のブレークを夢見て日々ライブを頑張っている、愛すべきアイドル達のために。。。

 

つづく。。。