久々にAKB48劇場で倉持チームB「パジャマドライブ公演」を観てきました。

2009年からAKBの事を知って、劇場に通って頃はまだAKBもブレーク前で、公演も3回送れば一回位は当たるかな、という感覚でした。

この時期は研究生公演も活発にやっている頃で、これも当選確率は高いものでした。

当時の研究生は9期が中心。島崎遥香、大場美奈、横山結依、山内鈴蘭など非常に期待されたメンバーが中心で面白い公演をやっていたと思います。

そして、SDN48も始まり、劇場は非常にバラエティに富んだ公演を行っていました。


今日劇場で観た、「パジャマドライブ」公演は、当時の3期生中心のチームBの初めてのオリジナル公演です。1曲目の「初日」に描かれているのは、当時のチームBそのものです。


1期生のチームA、そのライバルの2期生チームK。チームBは3期生とチームAから数名が移籍してチーム作りが行われました。

そして、待ちに待ったオリジナル神公演「パジャマドライブ」が発表されました。

秋元氏の作った公演では、チームAの「恋愛禁止条例」公演、チームKの「Reset」公演、そして、この「パジャマドライブ」公演が神公演と呼ばれており、現行チームが正にリバイバル公演として行っています。


さて、いつものように前置きが長くなりましたが、今日の公演レポを。。。


今日の出演メンバーは:

伊豆田莉奈・内山奈月・梅田綾乃・大島涼花・大和田南那・小笠原茉由・柏木由紀・川本紗矢・倉持明日香・高城亜樹・高橋朱里・竹内美宥・野澤玲奈・橋本耀・平田梨奈・福岡聖菜


3期生オリジナルメンバー柏木由紀から、15期生大和田、福岡、ドラフト1期川本など非常にバラエティに富んだ魅力的なメンバーが揃いました。公演でこれだけのメンバーが集まるのは珍しいのかもしれませんね。非常に楽しく観覧できました。


セットリストは:

overture 初日 必殺テレポート ご機嫌ななめなマーメイド 2人乗りの自転車 天使のしっぽ パジャマドライブ 純情主義 てもでもの涙 鏡の中のジャンヌ・ダルク Two years later 命の使い道 キスして損しちゃった 僕の桜 ワッショイB! 白いシャツ Green Flash Give me five 10年桜

オリジナル公演では「水夫は嵐に夢を見る」が都合によりできなくなっているようで、代わりにシングルコレクションが3曲披露されました。「10年桜」はオールドファンには嬉しい曲でした。


また、今日はキャプテン倉持明日香さんの600回目の劇場公演だったようで、非常にメモリアルな公演でもありました。
キャプテンとしての公演は初めて観ましたが、とても良いキャプテンシーでチームをまとめていました。



今日劇場公演に入って感じたことは、やはり、劇場はいつ行っても楽しいなということです。

この楽しさの原点は何か。。。


まず第1には、公演曲のクオリティの高さですね。

一般的に知られている、AKBのシングル曲にはない、非常にバラエティに富んだ曲が公演としてパッケージされているのが、他のどのアイドルにもない特徴です。強いて言うならば、宝塚の公演のように、伝統的に受け継がれた名公演がそこにはあります。今日行われた公演の1曲目「初日」は、かつて、シングル曲ではありませんが、セットリストベスト100で、1位を獲得しました。


第2には、キャパ250名の劇場の距離感です。

どんなに人気が出ても、この劇場のサイズにこだわり、ファンとの距離感を保っているところが劇場公演の魅力です。ここには、かつてれっきとした地下アイドルだった時代の名残があります。そして、今日もそういう場面がありましたが、MC時にファンとコミュケーションを取るようなことができるのも、このサイズだからですね。今日は公演終わりに、ステージからお見送り会が行われました。あの事件の前には、ハイタッチ会を行っていました。

それでも、こういうお見送りを行おうとする姿勢がまだ劇場には残っていることは、とても嬉しく思いました。



最後に。。。


AKBは本格的な世代交代を行っているようです。

今年は結成10年を迎えます。

その原点はやはり、劇場です。

地下アイドル時代、インディーズ時代に培ったファンとの距離感は「会いに行けるアイドル」と言うキャッチフレーズが付いていました。



今は、握手会、写メ会などが頻繁に行われており、ファンとの距離感も以前とは別の形になってきています。


そして、総選挙、じゃんけん選抜などの大きなイベントも定着しました。


これからまた10年、AKBが魅力的に活動するために必要なものとは何でしょうか?


今日久しぶりに入った劇場公演でその答えのヒントを観た気がしました。


今は、なかなか入れなくなってしまった、劇場公演。一回も観たことのないファンも多いのではないでしょうか。

そこには、何回、何十回入っても飽きることのない仕掛けがあります。

その事を大切に守っていくことができるのならば、AKBがCD売上に拘らなくても魅力的なアイドルグループとしてこれからも活躍し続けるような予感がしました。


かつて、劇場公演が生んだ絶対的エース
大島優子。
変幻自在のエンターテイナーを作ったのはやはり劇場でした。

その後継者が出てくることを楽しみにしています❗