今回のプリンシパルには過去の2回と明らかに違うイベントが同時並行で走っていました。

交換留学、AKB総選挙。。。

乃木坂ファンにとっては恐らく悪夢のような交換留学での48グループとの関わりの始まりです。
現在の乃木坂ファンは、アイドルファン自体を乃木坂で始めた人も多くいます。
また、AKBグループから来たファンも存在します。
そして、多くの乃木坂ファンは48グループとは1線を画した活動を期待し、熱望しているのではないかと、現場にいると強く感じます。プリンシパル始め、乃木坂独自の進化を遂げてきた活動もあり、ファンも乃木坂ファンとしてのプライドと自負を持っていると思います。

その中で、決まった、交換留学と総選挙。
しかも、乃木坂からは、グループの精神的支柱であり、過去3年間の活動の主人公といっても過言ではない、生駒里奈が指名されました。

アンチはすぐに反応し、一切協力できない。乃木坂を見切る等と言う発言が多くみられました。
気持ちは良く理解できました。

しかし、生駒里奈という一人のアイドルが、敵地とも言える場所で修行をし、それを乃木坂の今後の活動に生かしたいという純粋で熱い思いは、一部のファンを動かし、選挙対策本部が設置されました。生駒ふぁむと言われる生駒の推しの人たちはもちろん、その他の推しのファンも生駒の思いに賛同しメンバーが集まってきました。

今回のプリンシパルは、生駒選対にとっては、恰好のPRの場であり、乃木坂ファンに生駒の思いを伝える貴重な機会になりました。用意されたPR用チラシは4種類合計18000枚。しかも、恐らく運営やプロ人たちが制作したであろうと思われるレベルのクオリティのチラシやポスターが用意されました。すべては、生駒の笑顔を見たいという気持ちだけで。

秋田遠征も2回に分けて実行され、地元の有力新聞にも扱われるほどの活動に進化していきました。その後も、単独で秋田にチラシを配りに行く者がいました。自転車で秋田まで走破するキャンペーンも実施し、Twitterでのリツイート大キャンペーンを全国のファンに向けて何度も実施しました。

初めてのAKB総選挙の戦いは、乃木坂ファンとしてできること、思いつくことは全てやり尽した活動になりました。

結果はもうそれほど重要ではありませんでした。
推しを超えて集まった乃木坂ファンが一つになってみんなでチラシを配り、遠征し、そして、Twitterで応援を呼びかけたことで得られたものは計り知れませんでした。私のアイドル活動の中でも突出した感動と仲間の素晴らしさを実感できるイベントになりました。

そして、プリンシパル期間に放映された乃木坂ってどこ、という番組では、乃木坂メンバーの秘めたる熱い思いが紹介されました。その後はオセロが黒一色から白に変わっていく瞬間を、チラシを配りながら体感できました。

そして、皆さんが知ってるような結果が。。
これは、もう奇跡が起きたこと以上に、ファンに、秋田の人々に、生駒の思いが通じたと実感できた瞬間でした。

TV放送で生駒が選対のチラシ活動に、無謀だと思われていた自転車キャンペーンに対して感謝の気持ちを話してくれたことは、彼女の人間性の成せることだったと思います。

乃木坂ファンで良かった。。。

今年のプリンシパルはそんな意味でも忘れなれないものになりました。

生駒の左胸の勇気に改めて感謝します。

努力感謝笑顔
うちらは乃木坂上り坂
乃木坂46