三毛猫ホームズの四捨五入 (光文社文庫)/光文社
¥540
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【あらすじ】

N女子学園に編入してきた弥生に会い、担任の

竜野は、20年前に引き戻されるようなめまいに

襲われた。

あの人に似ていたのだ…。

一方、N女子学園で殺人計画があるとの情報を

受け、駆けつけた警視庁の刑事・片山は、

弥生と再会した。

実は、4ヶ月前、片山を狙った銃弾で弥生の父が

不慮の死を遂げていたのだ。

そして弥生をめぐり事件が次々に・・・!


【感想】

展開が面白くて一気読みしました。

三毛猫ホームズシリーズの中でもかなり好きな

作品です。

探偵ガリレオ (文春文庫)/東野 圭吾
¥570
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【あらすじ】

突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ

腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、

幽体離脱した少年…

警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明の

つかない難事件にぶつかったとき、必ず

訪れる友人がいる。

帝都大学理工学部物理学科助教授・

湯川学。


【感想】
人気シリーズ第一弾。

物理の世界から事件が解明されますが

物理に詳しくなくても楽しめる作品です。

トリックの面白さはもちろん人間ドラマ

としても楽しめる作品です。

学生街の殺人 (講談社文庫)/東野 圭吾
¥750
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【あらすじ】

学生街のビリヤード場で働く津村光平の

知人で、脱サラした松木が何者かに

殺された。

「俺はこの街が嫌いなんだ」と数日前に

不思議なメッセージを光平に残して…。

第二の殺人は密室状態で起こり、

恐るべき事件は思いがけない方向に

展開してゆく・・・。


【感想】
かつての活気を失った旧学生街の

雰囲気が数々の事件の裏にある

影を象徴しています。

最後の最後まで予想を裏切られる

思いがけない結末のストーリーです。

名探偵の掟 (講談社文庫)/東野 圭吾
¥620
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【あらすじ】

完全密室、時刻表トリック、バラバラ死体に

童謡殺人。

フーダニットからハウダニットまで、12の

難事件に挑む名探偵・天下一大五郎。

すべてのトリックを鮮やかに解き明かした

名探偵が辿り着いた、恐るべき「ミステリ界

の謎」とは?


【感想】
読者の存在を意識した語りで描かれた

不思議なユーモアミステリーです。

虹を操る少年 (講談社文庫)/東野 圭吾
¥650
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【あらすじ】

「光にメロディがあるの?」

「あるさ。みんな、そのことに気づいていない

だけさ。」

”光”を”演奏”することでメッセージを発信する

天才高校生・光瑠。

彼の「光楽」に、感応し集う若者たち。

しかし、その力の大きさを知った大人たちの

魔の手が忍び寄る。


【感想】

SFミステリーです。

「光を演奏する」という非現実的な設定ですが、

緻密な描写により不思議な現実感がでていました。

SFが苦手な私も楽しんで読めました。

合間に繰り広げられる人間ドラマは、SFストーリー

と対照的で、箸休め的な感じがしました。

近い未来のいつの日かこんな日が来るのでは

ないか…そう思える作品です。

点と線 (新潮文庫)/松本 清張
¥460
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【あらすじ】

九州博多付近の海岸で発生した、

一見完璧に近い動機づけを持つ

心中事件の裏に潜む恐るべき光景。

汚職事件にからんだ複雑な背景と、

殺害時刻に容疑者は北海道にいた

という鉄壁のアリバイの前に立ち

すくむ捜査陣…。


【感想】

鉄壁のアリバイを崩すという

ミステリーの醍醐味に溢れた作品

です。

ただ、主人公の刑事が単純なミスを

していたり、ちょっと雑な部分が残念

でした。

気楽に読める作品です。

天使の耳 (講談社文庫)/東野 圭吾
¥560
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【あらすじ】
深夜の交差点で衝突事故が発生。
信号を無視したのはどちらの車か!?
しんだドライバーの妹が同乗して
いたが、少女は目が不自由だった。
しかし、彼女は交通圭作感も経験した
ことがないような驚くべき方法で
兄の正当性を証明した。


【感想】
交通事故がテーマの短編ミステリー集
です。
日常起こりうる交通事故の裏に潜む
驚くべきドラマが描かれています。
少しサスペンスの要素も入った背筋が
凍るストーリーが面白かったです。
短編集ながらどれも読みごたえが
あります。

長い長い殺人 (光文社文庫)/宮部 みゆき
¥620
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【あらすじ】

金は天下の回りもの。

財布の中で現金は、綺麗な金も汚い金も

みな同じ顔をして収まっている。

しかし、財布の気持ちになれば、話は別だ。

刑事の財布、強請屋の財布、死者の財布

から犯人の財布まで、10個の財布が

物語る持ち主の行動、現金の動きが

意表をついた重大事件をあぶりだす!


【感想】

各章ごとの登場人物の財布が語り手

となり、展開されています。

財布の目線なので引き出しや鞄に

しまわれている間は音でしか状況が

わからなかったりするので、慣れるまでは

多少読みにくかったです。。

今までにない斬新な設定ではありました。

ストーリー自体は面白く、結末が気に

なって読み進めました。

流星の絆 (講談社文庫)/東野 圭吾
¥880
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【あらすじ】

何者かに両親を惨殺された三兄妹は、

流れ星に仇討ちを誓う。

14年後、互いの事だけを信じ、世間を

敵視しながら生きる彼らの前に、犯人

を突き止める最初で最後の機会が

訪れる。

三人で完璧に仕掛けたはずの復讐計画。

その最大の誤算は、妹の恋心だった…。


【感想】
ドラマ化された作品です。

面白くて一気読みしました。

両親殺害に対する復讐というあまりにも

切ない絆で結ばれた三兄妹。

その強い絆ゆえに様々な犯罪を犯して

いきます。

そして驚愕のラストが待っています。。

家族の絆、恋愛、トリック…様々な要素が

詰まった傑作です。

白馬山荘殺人事件 (光文社文庫)/東野 圭吾
¥620
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【あらすじ】

一年前の冬、「マリア様はいつ帰るのか」という

言葉を残して自殺した兄・公一。

その死に疑問を抱いた妹の女子大生・ナオコは

親友のマコトと、兄が死んだ信州・白馬の

ペンション「まざあぐうす」を訪ねた。

常連の宿泊客たちは、奇しくも一年前と同じ。

各室に飾られたマザー・グースの歌に

秘められた謎、ペンションに隠された過去とは?


【感想】
ミステリー小説でありながら、まるでおとぎ話の

ような感覚の小説です。

マザー・グースの歌をキーに謎が解かれて

いきます。

是非、映像化されたものを見てみたいと

思いました。