「母の空」を書いて佐高信さんは「退行」したのだろうか?「佐高信の隠し味」ぐ〜す〜とくし丸連載。
佐高信さんのデモクラシータイムス配信の番組「佐高信の隠し味」で4月13日収録では住友達也さんがゲストでした。徳島県でタウン誌「あわわ」の創業者だった住友さんが2012年に創立した移動スーパー「とくし丸」を特集し、また「とくし丸」が発行する偶数月発売の「ぐ〜す〜とくし丸」では佐高信さんも連載を持っているのです。
住友達也さんは2000年代初頭の「吉野川河口堰反対運動」のリーダー格の方で運動は成功して計画が凍結されたことも知られています。その時以来、佐高信さんとの交流が続いています。此処だけの話、住友さんは、佐高さんが批判してやまない稲盛和夫さんの「盛和塾」生の一人でもあるのですね。
地方で、移動手段が持てない高齢者やいわゆる「買い物難民」を顧客として、この住友さんの軽トラックでの移動食品、日用品販売事業は始まった、ということです。以前にも「佐高信の隠し味」で紹介されていました。詳しく知りたい方はこちらを先にどうぞ。
思いがけなく大ヒットした「とくし丸」本体をオイシックスに売却した後に、住友さんは「ぐ〜す〜月刊とくし丸」を発刊するに至りました。番組ではその経緯も語られています。まあ、ざっくり言うとネット使いがそれほど得手でない高齢70、80代の顧客の承認要求のため、ライフライン雑誌としての発刊だったそうです。
そして、目玉連載というのが中村敦夫さんの人生相談、松井久子さんのエッセイ、そして我らが佐高信さんの連載コラム「母の空」なんだそうです。第16回がサンプルとして公開されているので、ご紹介しておきましょう。

さて、母、おかあさんといえば佐高信さんの週刊金曜日でのこんな2018年のコラムを覚えている方も多いのではないでしょうか。
『母』を書いて退行した姜尚中
この姜尚中さんの「母(オモニ)」が刊行されたのが、2010年で、そのあたりから佐高信さんは姜尚中さんを批判し始めていました。キッカケは五木寛之さんとの対談で「反原発」の姿勢を二人とも取らなかったことでしょう。
週刊金曜日で佐高信さんは、羽仁五郎がこれも五木寛之さんとの対談で「母の詩を書かなかった中野重治はえらいものだ」と言ったことを引いて「理性の介入を許さぬ情念の氾濫の危険性」を指摘していますが、これ以外にも母を書くことによる天皇制への接近を勘繰っているのでは?とも思われます。
私が自伝小説「母(オモニ)」を読んだ感想では姜尚中さんはそれほどお母さんに深く思い入れを書いているわけでも無いような感じがしたのですが、、。
えーさて、こんなことを言ってた佐高信さんが、寄りによって同じく母をテーマにコラムを書くとは!これを知った時に大いに驚いたものです。
「俺は姜尚中のように退行なんかしていない!」と何処かで吠えるんでしょうか?それとも自身も退行し始めたことを認めるのでしょうか?
興味深いところです。





