埃まみれで、捨てられる運命だったコンプレッサを回収。

動作確認すると、エア漏れ、圧力スイッチ不良。特に圧力スイッチは0.78MPaでOFFになるはずが動作せず、先に圧力解放バルブ(リリーフバルブ)が開いてしまう危険な状態。

赤線まで圧が上がっても止まらない。


危険なのでスイッチを切ると今度はどんどん圧が下がっていく。シリンダー内部からリーク音。おそらくリードバルブからか、最悪ガスケットリーク。

バラしていく。

シリンダーからタンクへの配管を先に外す。

冷却ダクトカバーをはずす。

コンロッドのカバーを外して汚れを除去。


バランサー


電磁レリーズバルブがシリンダーヘッドについているので、レリーズバルブの線を外す。


ヘッドボルトに番号を書いて取り外し。


シリンダー内部は綺麗。特殊なコーティングがされていてサラサラツルツル


ピストンには、樹脂製の幅広のガイドとピストンリングが。(向きに注意)


ピストンリングの内側には薄いステンレスバネが仕込まれている。(曲げ癖に注意)


ピストン裏


やはりリードバルブ周辺が錆びていた。


この機材は調べるかぎりで部品供給が止まっているので、傷や破損をさせないように慎重に清掃。特にガスケットは注意。


リードバルブ周辺をざっくり清掃。


リングを入れる時は、先にステンレスバネを巻きつけるが、結構手間。こんな感じで押さえながら、リングをセット。


ピストン下部のガイドリング(って呼ぶのかな?)

※ライダーリングと呼ぶんだそうです。


仮組み。向きに注意


次は圧力スイッチの修理


続く…