こんにちわ、
さすらいのドライブマン林朋実です!
今月は身体の回復を感じる事が出来るので
調子に乗って沢山大会に参加しています!
大会に参加できる事が嬉しいです!
今回は私が学生時代に体験した、
地獄から這い上がった試合を紹介します。
絶体絶命の窮地
それは学生生活最後の
全日本学生選手権関東予選会での出来事です。
私は3年生まで、
あと1勝が出来ずに本戦に進めないでいました。
全日本学生選手権に出場する最後のチャンスです!
4年生の時は大分強くはなっていましたが、
実績が無いために予選を通らなければなりません。
自信はありましたが不安も大きかった。
順調に勝ち進み決定戦です。
想いでの対戦
駒澤大学の3年生、カットマンです。
卒業後に実業団チームに入り活躍した選手です。
1セット目は私が得意のドライブで攻めて
ゲームを優位に進め21-17で取りました。(当時は21点3セットマッチ)
2セット目に入ってからも私は同じ攻撃、
次第にスマッシュにミスが出るようになってきました。
相手がフォア側のボールにもバックで回り込む。
粒高ラバー登場
実はこの頃から流行りだした粒高ラバーを
バック面に使用していたのです。
私が回転をかけるほどに更に切れて返ってくる!
むきになってスマッシュをするとミスになる!
ラリーは続くけれども16-21で落としました。
3セット目は相手に勢いがある。
2セット目と同じラリーなのだが
私のミスが多くなり出だしから0-6と離される!
私は焦りがありました。
何とか流れを変えなくては!
思いっきり回転をかけてやっと来たチャンスボール!
渾身の力を込めてスマッシュをしました。
がしかし、チャンスでは無かった!
真っ二つ
思いっきり回転をかけた分浮いたカットも
切れ具合は半端ではありませんでした。
私はチャンスと思ったボールもミスになり0-7、
しかも渾身の力を込めた為に振り切ったラケットが
台に当たり真っ二つに割れてしまったのです!
万事休す!正に地獄でした。
しかし、
このアクシデントで多少の時間が出来ました。
ラケットは同じラバーを使っている
後輩のラケットを借りました。
後はこの窮地0-7をどうするかです。
作戦変更
私は自分のラケットが割れた事で
何故か冷静になる事ができました。
私はこう考えました。
今まで6点を挽回しようとしていたからダメなんだ、
1本づつ行こうと。
借りたラケットはラバーは同じでも板が違っていました。
私のは堅い桂の板、これは柔らかい桧だ。
スマッシュのスピードは遅くなるが
コントロールはし易い。
今0-7だからここから3-2のペースで行けば
後半に必ず追いつける!
絶対に焦るな!
私がスマッシュミスをしなくなったので、
私のミスに慣れていた相手は次第にじれて来たようでした。
今度は相手が変化を付けようとして
カットにミスが出るようになってきました。
私は大逆転に成功し21-19で勝ちました。
促進ルールに入る寸前でした。
本当に地獄から天国でした。
忘れる事の出来ない友
この相手とは20年後に
東京選手権大会で再び対戦する機会があり、
お互いこの試合の思い出を語りました。
現在とルールが違うので
参考にはならないかもしれませんが、
凄く印象に残っている試合でしたので紹介しました。
試合中に作戦を考えた事例です。
今月の試合で考えても
どうにもならなかった事もあります。
こちらも見て下さい!
http://livedoor.blogcms.jp/blog/driveman_hayashi/article/edit?id=4481932