こんにちわ、
さすらいのドライブマン 林朋実 です。
私が卓球を始めた頃、
卓球を教えてくれる人はいませんでした。
それでも中学生の私が卓球に夢中になった事は事実です。
競技としての卓球を基本から学んだのは高校の時です。
中学校では先生が一緒に遊んでくれたりして楽しかった事と、
なんとか勝ちたくて「卓球レポート」を教科書として勉強した事、
自分達で研究して小さな勝利を経験できた事、などが基盤となっています。
もっと大きな勝利を味わいたくて高校・大学へとつながっていきました!
中学校での練習では苦しさ辛さを感じた事はありませんでした。
ところが高校での練習は一変しました。
練習が辛い苦しいと毎日思っていました。
実際に中学時代には私より強かった選手達が
入部1か月以内に4人、夏休み前に1人、退部して、
夏休みには1年生が私だけになっていました。
2年生も2人でした。
高体連予選は元卓球部に助っ人を頼む状態なんです。
何となく練習の厳しさが伝わったでしょうか?
この頃、高校時代「心・技・体」と言う言葉を聞きました。
あなたもこの「心・技・体」が卓球のみならず、
全てのスポーツや仕事でも必要である事はご存知ですよね!
嫌というほど聞かされている事でしょう!
誰でも知っている事ですね!
私も「心・技・体」を鍛える練習をしました、
いや下級生の時はさせられていたんですね!
あなたにも経験があると思います。
では、具体的にどんな練習だったでしょう?
体:体力トレーニング(ランニング・腕立て伏せ・腹筋・背筋・縄跳びetc)
技:技術練習(サーブ・レシーブ・ドライブ・ショート・カット・フットワークetc)
心:メンタルトレーニング?
私は練習が辛かったのは
体力トレーニングが苦しかったからだと思い込んでいました。
実は心のトレーニングが厳しかった事に気が付いたのは
大学時代に考える事を取り入れるようになってからでした。
当時、私たちがやっていた心のトレーニングとは、
*座禅を組む
*水を飲まない
*うさぎ跳び?
*滝行
*終わりの見えない苦行
*知らない人の前で歌を歌わされる
*酒を飲まされる
*などなど・・・
このような事で、
これがなぜ効果があるのか?
よく理解しないままやらされていたからなのです!
座禅を組むなどは何となく効果がありそうですが、
良く分からないのが本音です。
入院中にこんな事を考えていた時に
1冊の本に出合いました。
実はその本を読んでいて、
このブログを書こうと思い立ったんです。
それは今までの心のトレーニングについて
もやもやしていたものを晴らしてくれました。
日本ハムの大谷選手やオリンピック選手にも
アドバイスしている先生が書かれた本です。
ちょっと紹介しますね!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「『心・技・体』とよく言いますが、
皆さんは仕事においてどれがもっとも大切だと考えておられますか」
これまでに様々な機会で何百回と質問してきましたが、
面白いことにどこで質問しても一番多く手が挙がるのは「心」です。
そして次に「体」と「技」になります。
読者の皆さんはどのようにお考えでしょうか。
この質問には正解はありません。
何が大切と考えるかはその人の価値観や現在の立場、
置かれている状況等に関わることだからです。
しかし、次の質問はどうですか。
「では、その一番大切だと思うことを高めるために、
あなたは何をしていますか」
体が大切だ、やっぱり体力だ、と考える人は、
ジョギングをしたりジムに通ったり
あるいは風邪をひかないための工夫をしたりしていますね。
技が大切だと考える人は、専門知識を学ぶために本を読んだり、
勉強会に参加したり、資格試験を受けたりしますね。
では、「心」が大切だと思う人は、何をしていますか。
こうやって質問すると、
ほとんどの人が「うーん・・・」
と考え込んでしまわれるのです。
心は目に見えて形のあるものではありません。
どちらかというと観念的なものです。
あるということはわかっているけれど、
はっきりと手にとってみることはできない、それが心です。
しかし、心も鍛えることができます。
心も体力や技術と同じように高めることができるのです。
次のように考えてみてください。
体力=フィジカルトレーニング
技術=テクニカルトレーニング
心 =メンタルトレーニング
心を強くするために、
昔の私は「何か大きなことを成し遂げる」ことが
その方法だと思い込んでいました。
しかし、心を強くする方法について思考錯誤を繰り返すうち、
むしろ、たとえ小さなことであっても
「それを例外なく毎日続けること」で心はだんだんと、
しかし確実に強くなっていくということがわかりました。
中学校で陸上競技部を指導していた時、
砲丸投げで日本一になった女子選手のコメントは一躍有名になりました。
「私は、お皿洗いを毎日続けました。
優勝できたのはお皿洗いのおかげです」
日本一になったときに心が強くなるのではありません。
心が強くなったから、日本一という道のりを
歩んで来られたのだということです。
日本一を目指す過程で、例外なく毎日自分で
決めたことに取組むことで心が強くなり、
その結果、日本一になったのです。
これは、何かを毎日継続した人でないと、
なかなかわからない感覚だと思います。
しかし、やってみればわかります。
【原田メソッド】を仕事・人生で実践し、
目標を達成された方のお話をうかがうと、
専門的な知識や業務上のノウハウではない、
成功の大きな要因として必ずあがるものが、
この「毎日続けた、心を強くしてくれた行動」についてのストーリーです。
気が向いた時だけトイレ掃除をするとか、
気付いた時だけ靴を揃える、というのは意外と簡単なものです。
そうではなく、気が向いた時もそうでない時も、
意識して、主体的に、意図的に、時間を作って、
その行動に心と体を向ける、ということが大切なのです。
やってみるとわかりますが、
これは相当にエネルギーのいることです。
【原田メソッド】では、前述のような
「例外なく、毎日続ける行動」によって、
心を強くすることができると考えています。
この方法なら、特別な場所も、お金も、時間も要りません。
毎日の生活の中で、あなたが決めたタイミングに、
決めた行動を組み込むだけで良いのです。
心が大切だと思っているけれど、
心を鍛えるトレーニングは何もしていない、という方はチャンスです。
あなたには鍛えていな部分がまだあるということですから、
それは言いかえれば「伸びしろ」ということになります。
今日から早速、心に注目し、
心を鍛えるための「ちょっとした行動の継続」に
取組んでみてはいかがでしょうか。
私は、日本の、特に企業やそこで働くビジネスパーソンたちが、
OJTで専門知識を高めることや
ジムに通い体力づくりをすることには熱心でも、
「心」に注目し、モチベーション(内的なやる気の高まり)や
集中力といった心の動きに関しては
無頓着な面があるということが大変気にかかっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
http://blog.livedoor.jp/driveman_hayashi/archives/4005906.html
こんな本です!