9月初旬の空木岳登山翌日は(縦走プランで土日丸々費やす計画が頓挫した事もあり)、“あの”御嶽山を目指してみました。
天気予報も悪くなさそうで、少し脚を延ばせば辿り着ける立地だったし…

6年前、世間を揺るがす大噴火があって、一昨年あたりから登山規制が緩和されつつある山だが、登れる時に登っておかないと、また何時再発するか予断を許さず、という考えも働きました。

前夜は木曽川源流の里というの道の駅で車中泊。中央本線の駅を見下ろす立地です。

実は、駒ヶ根の温泉に入った後のスーパー・西友の駐車場で一人酒盛りをし、一眠り後の夜半、雨模様の中こちらに移動してきたのでした(笑)。御嶽山ロープウェイ始発7時に乗れる様、ココを出立しています。

ロープウェイにも予定時刻通り乗れ、降りた飯森高原駅から歩行スタートです。

ここで登山届を書いたりしてスタートが遅れたが、チップが敷き詰められた柔らかい歩道を少々歩き、すぐに七合目の行場山荘を通過。

バスツアーの方達もいて朝一であっても、これまでの百名山と比べ人出はかなり多い印象。序盤は整備されている歩道を進んで行くが、意外とキツイ登りが続き、やはり大汗にまみれてしまいました(苦笑)。


50分ほど登り続けて、八合目地点の女人堂に到着。女性はこれ以上先には行けなかった時代が、江戸期にあったらしいです。

見晴らしが良い?ところで、小休止のTシャツ絞り。


信仰要素の強い山なので、方々で石仏様と出会い、お辞儀・合掌を度重ねて行きます。今や此処は特別、静粛に挑まなければならない山となっている訳でもあるし…

それにしても、太腿の筋肉がかなり張っている。前日の長時間登山のダメージとも重なり、ロープウェイ使って楽勝登山、という目論見が大きく外れておる訳です(笑)。

やがて、ガレた岩場が始まるが、前方のモヤモヤ景色にガックリきてしまう…

九合目に当たる石室山荘が見えてきた。

登山道として、この山小屋の中を通過させて頂きます。

その先は荒涼とした景色に様変わりし、自分はここで持参ヘルメットを着用しました。

最初から被って登っている人、全く被らずに山頂まで行く人、様々なのですが、このエリアから先は9割方の人が着けている感じでした。

霧が晴れない中、勾配も緩やかになってきたルートを進んで行くと、何らかの人工物が見えてきた。

それがこのシェルター。コンクリート製の厚さ20㎝はあろうかというシロモノでした。

ここら辺が頂上エリアなのだと気付き、あの事故の碑の先の昇り階段が目に届きました。

アレッ、急に空が青がかってきたぞ!

何という奇跡のタイミング! 空の色が見事に一変し、この頂上エリアに居た10人程の人達からは歓声が上がり、階段ですれ違って降りて行った筈の人が、急いで戻って来る程でした。

6年前の大噴火以前を知らないから比べられないが、此処が御嶽山の主峰・剣ヶ峰で、御嶽神社・山頂奥社となっている所を再整備している様です。シェルターの中で参拝する造りになっています。

 

現在、噴火警戒レベル:1で、火口から1㎞以内が立ち入り禁止となっている中で、ギリギリこのロープが張ってある処でほんの数分、カルデラの景色を見下ろす事も出来ました。

山頂小屋も再建予定があるとかで、重機も備えられていました。

 

噴火の出来事もなければ、この山頂エリアは二の池・三の池といった火山湖や、摩利支天山といった幾つかのピークの周遊を楽しめる、とても魅力的な山なのでしょう.。

 

ロープウェイの駅まで降りてきて、こちらの御嶽神社も参拝。この、こまくさガーデンを始め、ちょっとした高山植物園が造られている。

下界を見下ろす高台にもなっており、安全・平和の鐘を打ち鳴らし、後にすることになりました。

 

標高が3000m越えする山(実際は3067m)というのにあまりピンとこなかったが、飯盛高原駅との標高差を考えると900mほど登ったことになるのですね。確かに太腿に負担が来る筈だと、後で妙に合点がいきました。

 

<当日の行程>

ロープウェイ山頂(飯森高原駅)7:24→7:31七合目・行場山荘→8:13八合目・女人堂8:20→9:06九合目・石室山荘→9:41御嶽山(剣が峰)山頂9:56→10:15九合目・石室山荘→10:44八合目・女人堂→11:16七合目・行場山荘→(御嶽神社エリアを少し徘徊)→11:35ロープウェイ山頂(飯森高原駅)

※ 94座目の百名山となりました。

 

この御嶽山の存在を知ったのは、自分がフルマラソンに熱を入れていた頃。3時間越えでも優勝できそうなレース、という事で目に付いた 御嶽マラソン大会。まだ山岳系マラソンとか、トレイルランニングなんて概念も無かった時代でした。

実際に走ることもなく、その大会自体も無くなって久しい訳だけど、大会要項だけは現物保管してありました。参加費3,000円とか、募集人数200人と書かれていて、時代を感じさせてくれますね。コースは、岐阜県側の飛騨小坂駅~濁河温泉となっています。

 

それから時を経て、登山チャレンジしようとした2013年9月は麓の王滝村で前泊したものの、当日の台風直撃によりそそくさと脱出、翌年秋にもリベンジ計画を立てていたので、己もあの惨事に遭遇していた可能性が無きにしも非ず、だったのです。

 

 

この場でも、山頂の碑を掲載し、鎮魂の祈りを捧げさせて頂きます。

 

 

 

 六十三名の方々に謹んで哀悼の意を表し未来永劫安全な山とすることを誓い慰霊碑を建立します。

 

 

平成二十六年九月二十七日

  午前十二時五十二分 水蒸気噴火

  犠牲者    五十八名

  行方不明者 五名

 

 

 

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