小渋川沿いにアプローチする赤石岳登山が面白そうだと知って、昨年の海の日三連休にチャレンジしました。

 

夜半に中央高速道路を飛ばし、伊那大島駅辺りで南アルプスの山々側に入っていき、登山口方面の、これ以上は車通行禁止とされる場所まで来た。本当にここで合っているのか、確証が持てないまま、明るくなるのを待って歩行開始。

 

結構な上り主体の道を40分近く歩いて、改めて駐車が出来る場所まで来る。ここが湯折ゲート? 何でここまで車で入れなかったの?

実は復路ですれ違った市関係の調査員から、落石の多い箇所なので通行規制があり、あと1週間後に解除される、と聞かされた。既に、今回の行脚のミソは付き始めていたのでした。

 

そこから30分程度で七釜橋に着き、河原歩きが始まります。

 

この小渋川の、橋も無い箇所を幾度も渡渉していかなければならない。川幅が左程でもないが、慎重さを要求される場面が何度かあった。

登山ステッキがとても頼りになったが、万一のため、実家の奥から引っ張り出してきたライフジャケットや、ウエットスーツを着用してました。

 

そして1時間半ほどで、高山ノ滝を確認。スタート時間は予定よりかなり遅れてしまった計算になるが、何とか取り戻せそうだ。

 

しかし、その先いくら歩いても、二時間も歩けば見えてくるであろう広河原小屋が、確認できない。

そしてとうとう、これ以上先に進むのは無理、というような激流上り箇所まで来てしまった。どっかの曲がり処を見落としていたのだろうか…

すでに10時を回り、引き返すにしても結構エネルギーを消耗していて、この先の本格的登山道を歩く気力も薄れてしまいました。

 

折角、願ってもない好天気で、山々の雄姿も眩しかったのですが、ね。

 

戻り道も、似たような数だけの渡渉が必要な事には変わらない。というか、下りの渡渉の方が流され易いシチュエーションで、ちょっと渡っても、またすぐ反対側に渡らなければならない、というのが度重なってくると、気分的も滅入ってきた。

同じ所の筈なのに、往路では気にならなかった身の危険を感じる場面も…

 

 

結局、見事なまでの敗北感で、本来なら次の日の昼下がりに戻ってくる筈の駐車場所まで、当日中に戻ってきてしまう羽目に。

ちなみにこのルート近辺がリニアモーターカーのコースらしく、掘り起こした残土が河原などに放置されていないかチェックしに職員の方は来ている様です。

 

それでもアフターの温泉は欠かさず、小渋温泉 赤石荘へ。

噂通りの眺望の良さ。これに前から憧れていました。

石ゴロゴロだらけの河原歩きで相当体にダメージが来ており、入念にほぐしてみました。

本当は、宿泊してマス料理を頂きたかったのだが、予約伺い時と同様、空きは出なかったとのことで。

 

この先、何処へ… というところで親指の付け根が固まってハンドルが握れなくなっちゃった。数々の渡渉の際に、余程力強くステッキを握ってしまっていたのでしょうね。

 

そして後日、『ヤマレコ』というサイトのある方の小渋ルート登山記を見ると

「広河原小屋の案内板。ここで沢から上がる。目立つので見過ごすことはないだろう。」

と書かれている。

 

俺って、何という眼をしているのだろう…

 

 

憐れむ方も、はたまたそうでない方も、クリックして頂けると幸いです。


温泉ランキング