・「牛頭天王面」(ごずてのうおもて) 石粉粘土・アクリル 2022年
「牛頭天王面・斜め右」
牛頭天王はインドの釈迦の修行道場の祇園精舎の守護神であり、行疫神です。
流行病をもたらすカミサマとして畏れられていたのをお祀りする事で守護神になり全国に広まりました。
牛頭天王は異形の様だったので、結婚相手がいなかったが、龍宮の沙伽羅竜王の第三王女の頗梨采女が后になるとの事で、龍宮へ向かいます。
旅の途中日が暮れ、大きな屋敷の長者巨旦将来に宿を求めるが、断られます。
さらに宿を探すとぼろ屋があり、その家の蘇民将来は貧乏だが、精一杯のもてなしをしてくれました。
牛頭天王はお礼に『牛王』という宝物を授けます。
天王は頗梨采女と結婚し八人の王子と本国へ帰る途中、巨旦将来に立腹していたため家来に巨旦一族の皆殺しと命じます。
しかし蘇民将来の娘が巨旦の屋敷で働いているので、天王は「茅の輪」と「蘇民将来の子孫」と書かれた札を娘の帯に付けさせ、その夜牛頭天王一行は巨旦一族を皆殺しにしました。
それから悪い疫病が流行っても「茅の輪」と「蘇民将来の子孫」の御札をつけてれば大丈夫という信仰が生まれたとされています。
12月16日(金)-27日(火)
平日は11時-19時 土日は11時-17時
*水・木は休廊
「渡辺つぶら展-お好み八百万神図-」
T-BOXにて開催です。
〒104-0028
東京都中央区八重洲2-8-10松岡八重洲ビル3F
Tel:03-5200-5201
日本の八百万神の中でも特に好きなカミサマ達の作品新作11点、計24点展示しております。
よろしくお願いいたします。


