「荼吉尼天曼荼羅図・眷属達」油彩・キャンバス F8 2011年
元はインドの墓場で屍肉を喰らっていた鬼神ダキニーが、
密教を通じて日本に入り、稲荷神と結びつき、仏教系お稲荷さまの荼吉尼天になりました。
荼吉尼天をお祀りする豊川稲荷が有名です。
中央にいる、蓮の葉の上にいる
狐の尾を持つ女性神は 頓遊行式神(とんゆぎょうしん)
魚の尾を持ち、鳥の足を持つ男性神は 須與馳走神(しゅゆちそうしん)という眷属神です。
女性神の頓遊行式神は愛染明王の化身、
男性神の須與馳走神は不動明王の化身とされて、
金剛・胎蔵不二を象徴しているとされています。
男性性と女性が一体化し、バランスとれれば無敵!みたいな感じかと。
下部分の左の烏天狗の様な式神は 頓狐神(とんきつねがみ)、
右の羽の生えた式神は 粗狐神(おやきつねがみ)
といいます。
頓は 後天性の、粗は先天性の憑依を表しているそうです。
私の作品は 文献や仏画をモチーフに、人々に信仰されてきたカミサマを描いています。
人々の願いを叶えるべく、様々なカミサマたちが生まれていったことが興味深く、作品を描いています。
パークホテルコリドーギャラリー34Fで JAPANE PAINTER 渡辺つぶら+斎藤真一展開催中です。
DMより
八百万神(やおよろずのかみ・森万に神を認める日本古来の観き)を描き続ける渡辺つぶら。
瞽女(ごぜ盲目の女性施芸人、昭和40年代まで主に東北地方で活動)と、その文化を描く斎藤真一。日本独自のモティーフテライフワークとした二人の画家による初のコラボ展覧会です。
JAPANESE PAINTER 渡辺つぶら+斎藤真一展
2025年5月11日(日)~6月26日(木)
11:00-17:00 入場無料
パークホテル東京 34階
Corridor Gallery 34
〒105-7227
東京都港区東新橋1-7-1汐留メディアタワー34F
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