2009年02月08日(日) 21時52分21秒

「毒草師 QED Another Story」 高田崇史 2009-013

テーマ:--高田崇史
高田崇史氏「毒草師 QED Another Story」読了しました。

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毒草師―QED Another Story (講談社ノベルス)/高田 崇史
¥903
Amazon.co.jp
出版元
講談社ノベルズ
初版刊行年月
2008/04
著者/編者
高田崇史
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:4点

あらすじ
「一つ目の鬼を見た」と言い残して、名家・鬼田山家の人々は施錠された離れから次々と失踪した。さらに長男・柊也が毒殺されて捜査は混乱する。そこへ古今東西の薬と毒に精通する“毒草師”と名乗る御名形が現れ、『伊勢物語』になぞらえて一族の忌まわしき秘密と真相を暴く。QEDシリーズ一の曲者、御名形史紋の推理が冴える。 <<Amazonより抜粋>>


通常の「QEDシリーズ」というのは、「歴史検証小説」とか「歴史探訪」といった要素が強く、対して「実際に起きる事件」についてはあまり印象がありません。

で、そのシリーズのスピンオフとしての本書。

まず、はっきりと区別できるのは、「事件性が強い」という点。
ミステリーの王道の密室事件であり、王道の不可思議な家族とその怨念にスポットが当たっているわけです。

そこに御名形が絡んで、通常シリーズの歴史検証(今回は「伊勢物語」)と、キャラクターに沿った形での「毒草」の話が混ざりこみます。

なんというか、ちょっと新鮮ではありました。

ただ、主人公・御名形のキャラクター設定が甘いような気がしました。
似たような人が、近くにいそうなのですね。

やっぱり祟とのやり取りってのが良いのかも知れません。



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2007年12月15日(土) 17時19分07秒

「QED ~Ventus~ 御霊将門」 高田崇史 2007-145

テーマ:--高田崇史
高田崇史氏「QED ~Ventus~ 御霊将門」読了しました。
ちなみにタイトルの「Ventus」はラテン語で「風」を意味するようです。

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高田 崇史
QED ventus 御霊将門 (講談社ノベルス)
出版元
講談社ノベルズ
初版刊行年月
2006/10
著者/編者
高田崇史
総評
19点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
暖かい春の日差しのなか出掛けた桑原崇と奈々、沙織の棚旗姉妹のお花見は、いつしか日本三大怨霊として畏怖され続ける平将門の名所行脚へと一転。『神田明神』『将門首塚』からはじまり、茨城県そして成田山までを巡りながら、崇によって少しずつ解き明かされていく歴史の謎。『繋馬』の家紋が示唆する驚愕の真実とは。<<Amazonより抜粋>>


今回は「平将門」です。

その歴史には興味はありながら、未だ手を出していない「平将門」。
所説いろいろありまして、なんだか古くからの都市伝説のような人物ですね。

で、本書は「花見のつもりが将門めぐり→定番の歴史謎解き」という体裁で、ことが進みます。

一方で、神山禮子の話もあり、こちらはややミステリなわけですが、前者の方が圧倒的に面白かったです。
別段、こちらの物語は挟み込まなくても良かったと思いますが、こちらが続編に続くんだろうなと思えば、致し方なしといったところでしょうか?

QEDシリーズの楽しみ方は、「物語ではなく、歴史謎解き」と思っているので、その点においては満足でした。

でも、このシリーズも長く続いていますね。
やっぱり似たような読み方の人が多いということのような気もします。
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2006年09月04日(月) 21時06分16秒

「QED ~ventus~ 熊野の残照」 高田崇史 2006-111

テーマ:--高田崇史
本来であれば、「QED 神器封殺 」の前に読むべきであった本書。
ま、しょうがないですね・・・

ということで、「QED ~ventus~ 熊野の残照」を読了しました。

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高田 崇史
QED ~ventus~ 熊野の残照
出版元
講談社ノベルズ
初版刊行年月
2005/08
著者/編者
高田崇史
総評
19点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
和歌山県・紀伊半島に位置する、古来からの信仰深い土地“熊野”。浄不浄を嫌わず、黄泉の国との謂れもある熊野三山―熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社―の神々には意外な逸話が隠されていた…。伝承にまつわり一寸の「?」から歴史を辿る桑原崇と棚旗奈々の旅路は、故郷を捨てた悲しい運命を生きる神山礼子と共に、熊野が孕む深遠な謎へと迫っていく。<<Amazonより抜粋>>



タイトルのとおり、今回のテーマは「熊野三山」。
そういえば、何年か前に南紀白浜あたりと熊野あたりを旅行した記憶もあって、なかなか懐かしい感じではありました。
とはいえ、ほとんど忘れてしまっており、(どういうわけだか)「めはりずしをどっかの公園で食べたこと」と「那智の大滝は、名前のとおり大きかったこと」くらいしか、覚えておりません・・・・

で、今回の作品は、「熊野三山」をテーマに相変わらずの歴史考証なわけですが、今回はいつもよりまして「漢字」が多かったですね。

漢字が多いってことは、斜め読みが加速するってことで、加速するってことはストーリ意外を読み飛ばすってことなわけです。
で、このQEDシリーズにとってそれは致命的な悪の読み方であって、残念ながらそれに見事にハマッテシマッタのがこの私なわけです。

ということで、読了中は、なるほどな~と思いつつも、読了後(しかもこの記事を書いているが、読了5日後くらいってのも、加えてマズイ)はさっぱり忘れてしまっているのであったりして、本当にすみません。

ストーリーは神山禮子目線の一人称で進められており、この辺りは通常の「QEDシリーズ」とは一線が引かれております。
この神山さんの独白にあたる部分が、今回の物語の唯一の謎めいた部分であり、その謎は謎のまま(もちろん物語構成上のある謎については解決(?)してはいますけど)、次作の「神器封殺」へと引き継がれていくといった感じですね。

・・・と、ここまで書いて、以前に読了していた「神器封殺」との繋がり部分を思い出そうとして、やっぱり忘れている自分に気がついてしまいました。
これまたどうもすみません(2回目)。

まったく、斜め読みはいかんですね。
いかん、いかん。

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2006年08月18日(金) 22時37分11秒

「QED 神器封殺」 高田崇史 2006-105

テーマ:--高田崇史
ご存知QEDシリーズでございます。
すっかり歴史検証小説となってしまっている本作は、なんと「途中から袋とじ」という形態でした。
さて、その袋とじの中身とは・・・

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高田 崇史
QED 神器封殺
出版元
講談社ノベルズ
初版刊行年月
2006/01
著者/編者
高田崇史
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
和歌山での滞在を延ばした桑原崇たち一行。そこで待ち受けていたのは、奇妙な殺人事件と、自らを「毒草師」と称す男・御名形史紋だった。和歌山を拠点に起きる数々の奇妙な事件の謎、崇と史紋が突き当たった重大な歴史の謎。古の神々と三種の神器に隠された真実とは?!崇の怒涛の推理が繰り広げられる。 <<Amazonより抜粋>>



いろいろと調べて見ると、「QED~ventus~ 熊野の残照(2005年8月刊行)」の続編のようです。
で、読んだかどうか忘れてしまったので、自分のブログ(このブログのことですね)を調べてみましたが、どうやら読んでいなかったようです。

QEDシリーズという意味では、「QED 鬼の城伝説」だけが感想としてアップされておりました(感想はこちら)
どうやら、読んだ気になっていただけのようです。
あらあら・・・

さて、本書。

相変わらず、歴史検証小説としては、大変面白かったです。
今回は、あのサッカー日本代表のエンブレムでも有名な「八咫烏(ヤタガラス)」の謎から「三種の神器」。
そして日本全土にわたる神社の位置に秘められた謎まで「ご紹介」いただいております。

で、なんか、ここまで徹底して検証されると、「物語」というよりは「ご紹介」、「小説」というよりは「検証報告」といった感じなのです。
逆に言ってみれば、物語(ちゃんと「殺人事件」が起こり、ちゃんと「犯人」が見つかる)だけを括り出して評価してしまうと、(かつ、その物語を「ミステリ」と定義してしまうと)「う~ん」と唸るばかりなわけです。
ただですね、個人的には、そこを差し引いても、やっぱりこのQEDの見せ場は、歴史検証部分だったりするので、思い切って、”たまたま物語の中で語られている”って思えば、まったく気にならないわけです。

それから本書から登場の新キャラ(であろうと思います)自称:毒草師の「御名形史紋(ミナカタシモン)」が、今後のQEDシリーズにどのように絡んでくるかが見ものです。
このキャラクターが物語自体を広げるのか、検証報告を広げるかは、作者のみぞ知るのでありますが、個人的には後者における崇との「薀蓄合戦」が見てみたいものですね。

なお、当ノベルズの特別仕様である「袋とじ」に書かれている内容は、「袋とじ」になるべくしてなった内容でした。
(わざわざ「袋とじ」にしなくてもいいんじゃない)って思われる方もいらっしゃると思いますが、実は、パラパラと立ち読みすると、バレちゃう類のものだからこそ、「袋とじ」にしたのであって、それはそれで読者への配慮と考えてみました。

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2005年06月18日(土) 17時48分31秒

「QED 鬼の城伝説」 高田崇史

テーマ:--高田崇史
著者: 高田 崇史
タイトル: QED 鬼の城伝説

QEDシリーズ最新刊。読了しました。

岡山・吉備津神社に今も伝わる、占ト(せんぼく)「鳴釜神事(なるかましんじ)」。
大和朝廷によって退治され、土中深く埋められた鬼神温羅(うら)の首が、釜を唸(うな)らせて人の吉凶を告げるという。
一方、これとは逆に、総社(そうじゃ)市の外れ、鬼野辺(きのべ)家に先祖代々伝わる大きな釜には、鳴ると凶主(あるじ)が死ぬという言い伝えがあった。
そして……、不吉の釜が鳴り、土蔵に長男・健爾(けんじ)の生首が!?旅の途中、事件に遭遇した崇(タタル)は、事件の核心“桃太郎伝説”の騙(かた)りを衝く!
<<Amazonより>>


このシリーズ。意外に全部読んでいるような気がしています。
・『QED 百人一首の呪』
・『QED 六歌仙の暗号』
・『QED ベイカー街の問題』
・『QED 東照宮の怨』
・『QED 式の密室』 
・『QED 竹取伝説』
・『QED 龍馬暗殺』
・『QED~ventus~ 鎌倉の闇』
と続き、今回は、シリーズ第9弾の
『QED 鬼の城伝説』。「桃太郎伝説」を取り上げています。

さて、このQEDシリーズは、上記のタイトルにあるような事柄に対して、広く一般的に認知されている説(以下、一般説)とは、まったく別の説(以下、別説)が紹介されます。

主人公の崇の口を借りて、出てくる別説は、いちいち一般説より魅力的で、よもや本筋である事件の解決が薄れてしまうほどです。

この感覚は、子供の頃に読みふけった「○○の不思議(→大抵、科学的根拠のないものばかり)」を読了した時のようなものに近いと思います。
自分だけが知ることができたという優越感のようなもの。
知識の幅が広がったと思った瞬間。

しかも今回は、馴染みの昔話である「桃太郎」の謎。
桃太郎の「桃」とは?
お供する猿・犬・雉の意味は?
そして退治される鬼の本当の意味は?

そんな内容が、すべて別説で語られます。
一般説のいくつかはなんとなく聞きかじっていましたが、まさかそんな意味があるだなんてと思ってしまいました。

でも、この別説もあくまでも説の一つであり、これを明日の話題にするのは、ややリスクがありますからご注意ください。

・・・・

あっ、まったく本筋の書評をしていないことに気がつきました。

第1の事件が起こり、そして未解決のまま第2・第3の事件が起こり、そして解決します。

あっ、まったくあらあらの粗筋しか書いていません。

ま、QEDシリーズの楽しみ方は人それぞれってことで勘弁してください。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

PS1:読了後のお楽しみ
岡山歴史探訪としても楽しめる本書。
個人的には鬼ノ城に行って見たいと思いました。
鬼ノ城HP

PS2:読了後のお楽しみ
巻末にある参考文献の多さにビックリ。
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