わいは最近、ウィキペディアで
「日本全国の各市町村」を調べるのに
どハマりしているのであります!
............わいの街の近辺では、あんま実感なかったけど、
「平成の大合併」を経験した市町村に於いては、
「地域のアイデンティティ」を
喪失することへの危機感を持って
行動する人々の奮闘記が紹介されているのを
ときどき目にするのであります。
…………そこでわいが、気になったこと。
「各市町村の行政サービスの窓口として、日々お世話になっている市役所。
わいの街の市役所は、戦前からあるが故に、
“おらが街の顔”としてのみならず、
“円熟の名優”であるかの如く、いろんな映画のロケ地になっているし。」
そーゆーわけで、調べてみたヨ。各地の市役所。
まだ調べれば、もっと古くからあるものも、あるかもしれないけど、
古くは1927年からある市役所を、
わいの主観でだけど、五つ並べるのであります!
❶(1927年築)
❷(1933年築)
❸(1933年築)
❹(1937年築)
❺(築年未確認)
このブログをご覧の皆様にも、
おなじみの市役所があるカモ。
答えは、
❶:京都市役所
❷:名古屋市役所
❸:小樽市役所(冒頭で触れた、“わいの街の顔たる市役所”)
❹:会津若松市役所
❺:歌志内市役所・旧庁舎
❶
京都市は近年、「街の景観」について、
いろいろ物議を醸しているような気がする。
ロウソクをモチーフにしたデザインに落ち着いた「京都タワー」の景観論争は、
わいが高2だった30年前に、ガイドさんが教えてくれたお話。
それから時は流れて、建て替えられた京都駅ビルの遠景をテレビで見た時は、
「げええ、なんだありゃァ!まるで宇宙戦艦だ!!」
思わず瞠目したのが、まるで昨日のことのようだ。
そして、市役所分館の未来予想図は………、
宇宙戦艦の次は、クリスタルパレス(水晶宮)?
……けどまてよ。
この傾向って、よくよく考えてみれば
「大昔から一貫している、京都の人々の建築に対する価値観」
なんじゃないかしらん?
清水寺も、平安神宮も、三十三間堂も、金閣寺も、銀閣寺も、
『その時その時に於いて、
“画期的な造りの”、
“アヴァンギャルド(前衛的)かつ斬新な”
建築物を創るのだ。』
という理想によって建てられたのじゃあなかろうか?
今も残る神社仏閣を建てた人々のポリシーが、
現代もモダンアートな建築物を生むべく生き続けているのかもしれない。
❷
名古屋は江戸時代から、
「江戸、京都、大阪に対する負けん気」
が強かったように感じる。
だからこそ、商工業で多大な富を築くことができたのだと思うし、
(日本における)モノづくりのメッカになり得たのだとも思う。
煌びやかなものへの憧憬もまた、
独自の文化と経済効果を生んだのだろう、とも思うのであります。
「尾張名古屋は城で持つ」
西洋風の庁舎の頂きに君臨する、日本瓦と鯱鉾の飾り屋根。
きらびやかな応接室と市会議場。
わいはまだ名古屋に行ったことがないけど、
この市役所に代表される独自の文化観と街づくり、
ぜひ見に行きたいものであります!
❸
「後世に残る芸術作品の陰に、パトロンあり。」
芸術・芸能作品は、お金持ちの支援があってこそ花開くというのは、
現実でもあり、真実でもあります!
見よ、この彫刻のような装飾美を!
今の小樽には、大金持ちの寄付により建てられた
歴史的建造物が残り、
「街の宝」として今も市民に愛され続けている。
パトロンが語弊があるなら、スポンサーと言おう。
❹
わいが会津の国の人々に抱くイメージは、
「勤勉実直」
「一所懸命・一生懸命」。
会津藩の開祖・保科正之公。
文と武、どちらにも秀でた日本有数の藩を創る。
戊辰戦争当時の会津藩主・松平容保(かたもり)公。
諸藩が幕末、倒幕になびいていく中、最後まで幕府の為に、身を賭した殿様。
戊辰戦争後に、北海道余市町に入植した旧会津藩士。
クマと闘いながら、今に続くリンゴ畑を作った人々。
そして現在、会津の街と鉄路を守るため、奮闘する人々。
旧・国鉄会津線を「会津鉄道」として残し、
廃線の危機に瀕した「JR只見線」を
上下分離方式というウルトラCで残すために奔走した人々。
わいら北海道人にもない、
「情熱のチカラ」を感じずにはいられない。
❺
北海道歌志内市。
旧・産炭地として、最盛期は四万六千余の人々が暮らした街。
今は、炭鉱の遺産と文化を継承する産業と、
農業・観光に励む街。
炭鉱の坑道跡から湧き出る温泉。
かつて北海道開拓のエンジンであった、
「馬」にまつわる諸産業。
馬具製作にルーツを持ち、秀逸な革製品を創るメーカー、
「ソメスサドル」。
馬肉を食す文化に始まり、今は馬ホルモンの鍋、
「なんこ鍋」の紹介も。
………大都市も、地方の小都市も、
その土地土地には、
「人の営み」が必ずある。
わいが日本全国を旅したいのは、
「そこに人の営みがあった証」を体感したいから。
AKB48チーム8の、
「47の素敵な街へ」にも唄われているように、
日本全国津々浦々を体感しに行きたいものであります!
出典:
❶、❷、❹は、Wikipediaから。
❸、❺は、わい自身が撮ったもの。













