Discostar☆Love
End of the year 2015 #1
『ごめんな、大晦日は年またぎで仕事が入ってて。』
翔ちゃんが済まなそうに言うからキュンってきて思わず抱きしめた。
「大丈夫だよ、しょぉちゃん、気にしないでお仕事頑張って!
おれこそゴメンね、生放送見てあげられなくて・・・。
おれ毎年カウントダウンはフィズのイベントでさ。
おれも仕事みたいなもんだよ、だから、ね?お互いさま!」
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
「で?今朝まで一緒にいたくせにもうサクライさんが恋しくなっちゃったって?」
カザマがニヤニヤしながら聞いてくる。
「そっ!そんな事言ってないし!」
「ふふふ、顔が言ってるんだよ、この可愛いカオが!」
グニグニと頬を両手で挟んで揉まれた。
「もうっ!早く運ぶよ?!」
フィズの裏口からカウントダウン用のシャンパンを運び込む。
おれたちはフィズのオーナーに頼まれて
毎年カウントダウンイベントを盛り上げてるんだけど
来てもらってるからって
受け取らないチケット代の代わりに
こうやって準備を手伝ったりするのが恒例になっていた。
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