日本維新の会の馬場代表が、「身を切る改革」をあげています。

何故、馬場代表が共産党を嫌うかというと、赤旗新聞に2割カットしたのを維新政治団体に

寄付しているということを暴露したからです。詳しいことは赤旗をみてください。

 

さて、

 

身を切る改革で、大阪府と大阪市の議会で過半数を獲った維新です。

府知事も市長も維新なので、極端なことをいうと議会のチェック機能はありません。

 

よって、議会が不要になったのですから議会は4年間停止しても、首長の専決事項で決まられます。

なので、府議会・市議会議員の報酬は全額寄付するのが適当なのではないでしょうか?

身を切るのならそうせざるを得ません。

 

 

なぜなら

 

大阪万博が控えているからです。

日本維新の会の音喜多参議院議員は、万博は国の事業と言ってますが、

それはずるいお話です。

 

 

 

大阪万博でインフラを整備して、カジノ構想につなげるのは間違いないからです。

 

 

遅れている万博のために

 

大判振舞いをせざるをえません。

補正予算を組むならその分、身を切ってください。

 

ここで、衆議院議員と地方議員や参議院議員と違うのは、解散がいつあるかどうかなんです。

 

極端な話、小選挙区で比例当選ならば、風で当選することができます。

 

しかし、任期が決まっている地方議員は初当選は別として(これは風がある)、

次回の議席を守るには、ボランティアに行ったり、盆踊り行ったり、支援者のお店に

たまには飲みにいったり、お金が結構でていきます。

 

それだけでなくて、商工会や観光協会・ライオンズクラブなど、議員さんとお付き合いしたい団体は沢山

あります。

 

そこを抑えているのが自民党なので、懐柔してくるんです。

そして、「うちは、歳費2割寄付はありませんよ」といわれれば、どうでしょうか?

 

また、小選挙区は大阪でも自民は維新の対抗馬を出すので、現役の府議は有力候補なのです。

 

掟破りの逆サソリの世界です。

 

 

 

維新は6月解散とみて、馬場代表は勝負をかけました。

ただ、資金がないチャレンジャーは兵糧攻めに弱いのです。

 

大阪維新の弱点は、国土交通大臣を公明党に握られていることです。

万博前に公明党を小選挙区から追い出したかったのでしょうが、

長期戦の寝技に持ち込まれました。

 

現在の衆議院の任期は2025年の万博開催時まであります。

 

日本維新の会の「生殺与奪の権」は公明党に握られてしまっているのです。