「今度のイベントがある日なんだけど、
週間天気予報で傘マークがついてたんだよね~
…快晴じゃなくていいから、雨だけは降らないように念じてね ヽ(^。^) 」
「大丈夫です。
私、根拠の無い 自称・晴れオンナですから (^_^ゞ 」
イベント練習の帰り道、
佐ベリー女子の 頭文字〈イニシャル〉Y 嬢 と
このような 冗談めいた会話を よく交わしていた。
野外イベントでは
天候は 無視できない重大要素。
大事な 衣装や道具類は 雨で濡れたり、汚れたり は
なるべく避けたいところ。
それに加えて 佐ベリーでは、
ダンサーが ドラムソロを披露するときは
CD音源を使用するのではなく、
団長とともにメンバーたちもレクやドフで演奏に参加する場合がある。
衣装も大事です。
大事だけれども
楽器と音響機材も極力、濡れさせちゃあ駄目なんです。
そんな こんなで
イベントが近づくたびに Y 嬢には
自然界に対しての無茶な依頼をしていた。
ある日のドフ会の練習のなかで
「そう言えば、佐ベリのイベントで
雨が降ったことってあったっけ ?
間違いなく メンバーに 晴れ女が いるよね~?」
という
話題になった。
満を持して
それが Y 嬢であることを 証言してみた。
それ以降も
私の知る限り、彼女が参加するイベントは 天候に 恵まれ、
さすがに これは無理だろ~!!? って状態でも
佐ベリーの演舞中のときだけは
ピタリと 雨が止んでいたり
降水率が 80%以上の予報でも
雲間から満月が見えるほど天候が回復していたりと
その戦績から
“自称”改め“佐ベリ限定公認晴れ女”を名乗っても
よくね? て 思っています。
「いやあ…
ダメなときは 本当 ~に ダメなんですよ。
降るときは 土砂降りに なります … (>o<") 」
メンバーの無邪気な期待に少々、困惑気味の Y 嬢。
大 丈 夫 。
そういうときは
同じ会場に戦闘力 53万の雨男 or 雨女 が
いらっしゃる と 思っていますので~~
しらたま