
この映画を一言で
端的に
見事に言い表しているコピーが
『映画秘宝』にありました
「気をつけろ
ナメてたロリおじさん
実は殺人マシーン!!」
でもさー
誰でも思うことだと思うけど
もし
この映画に出てくる
ウォンビンが
アジョシ・・おじさんなら
世の中の男は
みんなクソじじい・・・だろう
とにかく
ウォンビンがかっこいい
ウォンビンが美しく
もう
それだけの映画なんだけど
それだけで
傑作アクション映画になってしまう
仕掛けと努力を
監督のイ・ジョンボムが
施している
とにかく
大っぴらな部分から
細かいところまで
神経がいっている
やっぱ
韓国映画・・素敵♥
まず
なんといっても
この手の映画に大切なのは
悪党
問答無用の
情状酌量の余地など
1mmもない
人間の心を生まれた瞬間に
母親にバリバリと食われてしまった
ナチュラルぼーんクズ野郎・・が
この手の映画には不可欠
やってくれました
もう見事に
マンソク兄弟!!
おそらく
映画史上に残る
くそ兄弟
人間の悪を集めたらこうなります・・という
見本みたいなまむしの兄弟前科100犯
僕も
いろんな映画で
無駄にいろんな悪党観てきたけど
ここまで
くそ野郎も珍しい
とにかく
映画を観ている間
こいつら、ぜったい普通の殺し方するなよ
腹切り裂いて、心臓掴み出して
口の中に突っ込む・・・ぐらいは
当たり前だぞ・・と
思っていましたから・・
もう
娯楽アクション映画としては
満点の悪党でしよう
なにゆえに
この兄弟が
純度最高のクソ野郎であるかといえば
世界共通の悪行
子供に対する虐待を行ったからだ
虐待どころか、
直接には表現していないが
口にするのもおぞましい
あんなことや、こんなことまでしているので
もう
文句なしの
クソ・・である
もちろん
こんなクソを設定したのは
ラストにウォンビンが
どんなに
めちゃくちゃ
バリバリやろうが
すべてが観客の快楽となるためだ
やれば、やるほど
快楽となるための準備なのだ
それにしても
このマンソク兄弟の
くそ野郎ぶりは芸術的だ
そして
みなさん
絶対書くだろう、こいつなら・・という
期待にお答えして・・書きますYO!!
キム・セロン!!
とにかく
うまい!!
うますぎる!!
正直言ってクロエちゃんより
演技に関しては
上・・と言っても
いいんじゃないかと
このキム・セロンちゃんが
うまくて、かわいければ
かわいいほど
その
かわいそうな境遇が観客に響き
虐めるマンソク兄弟のくそ野郎ぶりが際立ち
ウォンビンのかっこよさが
ビンビンくる・・という
監督が
セロンちゃんの凄さを
計算にいれていたのか
わからないが
セロンちゃんの見事さが
この映画における
ウォンビン演じる元・特殊要員のテシクの
すべての挙動を
超人的な暴力を
気持ちいいものにしてしまうのだ
そこに
どんな残酷な描写があったとしても
みんなが気持ちがいい・・という
アクション映画として・・いや
映画として
本当に理想的な境地にイッてしまった
稀有な映画になってしまったのだ
もうここまでくれば
それだけで
充分なのだが
個々のアクションのクオリティーが
非常に高く
近年の韓国映画における
アクションのレベルの高さを
見せつける
まだまだ
いろいろ素晴らし処もあるが
それはぜひ劇場で確かめてほしい
とくに
駄菓子屋のおじいさんのセリフに
僕は泣いた・・・











