Shi bun no Sanの新作浴衣ができるまで | 「着物をもっと身近に」染太郎のブログ

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札幌で着物のしみ抜きや染色などをおこなう悉皆屋(しっかいや)野口染店舗の5代目染太郎です!「着物をもっと身近に」をモットーに日々奮闘中!!

「着物をもっと身近に」をテーマに

 

 

札幌から着物を今日着る洋服の選択枠のひとつになるように、日々奮闘中の染太郎です。

 

 

本日は念願の注染によるShi bun no Sanオリジナル浴衣を紹介させていただきます。

 

※注染は特殊な糊で防染し重ね上げた生地の上から染料注ぎ、模様部分を染め上げる伝統的な型染めの一種です。

 

生まれ育った北海道だからこそ意味のある浴衣を作っていきたい

 

3年前からオリジナルの浴衣を少しづつ作っていましたが、今年はたくさん方々のご協力により新たに挑戦させていただく念願の染色方法での浴衣が完成しました。

 

 

 

なんと、アイヌ刺繍のデザインを浴衣で表現させていただきました。

 

 

 

先祖から15代に渡りアイヌ刺繍を継承されている、フチヌ工房の藤岡さんにもととなるデザインをご協力いただき、そのデザインをもとに、注染で染めるためには型紙が必要になるため、

元となるデザインからさらに、線の太さや全体の柄の大きさ、そして配色にいたるまで新たにデザインを制作するため、数多くの注染浴衣を手掛けるRUMIX DESIGN STUDIOの芝崎るみさんにご協力いただきました。

 

 

出来上がったデザインを染のぬくもり感がでるように手彫りで彫っていただきました。

 

 

細かい部分が多いなか綺麗な仕上げていただいた職人さんに感謝です。

 

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コチラが実際に注染で使用した型紙です。

 

 

用紙の大きさは縦が126㎝で横が49㎝ほどでその中に柄が彫られています。

 

 

 

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型紙の彫られている部分に特殊な糊で防染をして、生地を重ねていき染料を注いで染めていく注染の技法。

 

熟練された技術が必要になります。

 

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今回お願いした浴衣の染色方法は、

 

 

黒に染めた生地を柄の部分を抜染して色を抜き、その後さらに色を染める手間のかかった染色です。

 

 

柄の位置、染上がりの色をどのようにしていくか、スタッフの意見を取り入れて色を決めたのでどのように出来上がるか日々待ち遠しい毎日でした。

 

 

たくさんの方々のご協力のお陰で

 

 

この度、染め上がった浴衣がコチラです。

 

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カラーバリエーションは2タイプです。

 

 

ターコイズブルーとブラックの色合いのメリハリがとても鮮やかに染め上がっています。

 

 

注染特有のぼかしも入っています。

 

 

 

もう一反はコチラ

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茶色が少しきいた、黄土色にポイントに赤のぼかしが入っています。

 

 

このように型紙と照らし合わせるとよくわかると思います。

 

 

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実際に出来上がった浴衣生地は今週から始まる

 

 

【Shi bun no San Spring Collection 2016】にてご覧いただくことができます。

 

 

数量限定にて受注させていただきますので、お楽しみに!

 

 

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開催日:平成28年4月7日(木)8日(金)9日(土) 10日(日)

時間:10:00~17:00

場所:野口染舗 札幌市白石区菊水8条2丁目2-9

 

初めてご来店の方は迷ってしまうと思うので、グーグルマップをリンクしておきます。

 

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