どういうわけか、そしていつの頃からか、私は自分の病気を自分自身の責任のように感じていました。業病か何かのような。

 (業病:今は回復不能の病気のことを言うようですが、本来の意味は悪業の報いとしての病気をさす仏教用語です)

 スーパーで働いている時はしばしば発作を起こし、その度に「私はダメな人間だ」と自分を責めて落ち込んでいました。

 しかし、ある時、同僚のパートさんに言われました。

 

「好きで病気になる人なんかいないだから」

 

 その言葉はかなり衝撃的でした。

 

 私が悪いわけじゃなかったんだ。

  ド━━Σ(ll゚艸゚(ll゚艸゚ll)゚艸゚ll)━━ン!!!

 

 初めて気づいたと言ってもいいくらいでした。

 生活習慣病など、本人の努力次第では避けられたかもしれない病気はともかくとして、てんかんのような原因不明の病気で自己責任なんて……ありえない。(゚o゚〃)!!!

 今までどうして気づかなかったのか不思議ですが、あまりにも身近すぎることって意外とそういうものなのかもしれません。

 

 同じように苦しんでいる人のために、私は声を大にして言います。\(゜□゜)/

 

「あなたが悪いんじゃない!」

 

あなたが悪いんじゃないんです。

じゃあ、誰が悪いのか? 誰も悪くありません。

 

悪者探しはやめて、あるがままを受け入れ、凛として生きていく。

それが私の理想。

 

あなたの理想は?

 

 

 

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 勤めていたスーパーが閉店となった時四十を過ぎていましたが、フルタイムでの仕事に挑戦することにしました。発作は落ち着いていたので、多少無理はききそうでしたから。

 それに十三年間の接客経験で、対人恐怖はかなり改善していました。

  

  てんかんという病気と、対人恐怖のために失ったものを取り戻したい。少しでも多く稼いで家族にも楽な生活をさせたい。

 

 その思いが強すぎて、結果的に空回りしたのか何なのか、一年半ぐらいであちこちの職場を転々としてしまいました。

 それでも、その間に経験した社員旅行やお花見(だったかな?)上司や同僚と仕事帰りに飲みに行ったり、夏にはビアガーデン。楽しかったです。人並みに仕事をしている満足感がありました。

 その一方で、「こんなものか……うん、わかった」とも。

 

 手に入らないからこそ欲しいと思う。

 山の向こうの景色に憧れて、憧れて、苦労して山を越えてみた。でも実際に見てみたら何てことない景色だった。そんな感じでしょうか。

 

 

 

 スーパーのレジ係をしていた頃は、しばしば仕事中に発作を起こしていました。

 てんかんであることは隠していたので、周囲の人(上司、同僚、それにお客さん)は貧血で倒れる、ぐらいに見ていたと思います。やっかいな人だと思われていたかどうか、わかりませんが、みんなそのうち慣れてくれたようです。

 

 あるとき、近所に住んでいるらしいおばあちゃんが、「これ、体にいいから飲みなさい」と手作りハスカップジュースのびんを持ってきてくれました。ハスカップは貴重です。買うと高いです。そのおばあちゃんが持ってきてくれたのは、1、5リットルぐらいはありました。それだけのジュースを作るのに、どれほどのハスカップが必要だったことか。

 何より、その気持ちがうれしくて。赤の他人が私の体を案じて、手作りのジュースを持ってきてくれる。泣きそうになりました。

 

 私なんかのために。(iДi)

 

 てんかんの上に対人恐怖で、自己評価沈没状態だった私には衝撃的と言ってもよく、真っ暗闇の中に一つ灯をともしてくれたような出来事でした。

 

 そのおばあちゃんに知的障害の息子さんがいることを知ったのは、もう少し後のことでした。たぶん、いろいろなご苦労されてきて、その中で生まれた優しさなのだろうと思います。

 

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