マラソンの小出監督、死去。
死期を悟って「いい人生だったな」と言ったそうだ。
野木さんの合宿に参加させてもらってた時、この日記にも書いたけど小出監督のチームも合宿してたのさ。
小出監督は野木さんの師匠でもあり、走ることに関しては野木さんの教えを俺はダントツ1番に思っていたので、考えようによっては俺は孫弟子になるな。
……タウタンパクたまり気味の俺だが、よく覚えてる。
3キロのダンベルの実物持ってきて、「3キロってのは、この重さだよ。これ持って走れないよね。逆にこれがなかったら相当有利だよね。体重はしっかりとコントロールしとくんだよ」と。
……何も考えず、ただ自分が正論だと思うことを言うだけの指導者が多い中、実に選手が分かりやすいようにしっくりとくるよう説明する。
他にも色々学ばせていただいた。
「人間の限界っていうのは、思う以上にある。自分で思った限界が本当の限界とは限らない。不可能の先にその人の真の実力がある」と。
「『もうダメだ』そう思ったそこからまださらにやるんだよ」。
……説得力半端なかったなぁ〜〜。
「小出監督に学んだこと」より
〈皆、一般常識で考えちゃう。
人間の持つ力は、考えているよりあるんだ。
世界一になるなんてのは、そもそも一般常識の及ぶところじゃない。
そこへどう到達するか。〉
死期を悟って、「いい人生だったな」。
そんな風に人生の幕を閉じたいもんだよね。
ご冥福をお祈りします。

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