20日の続きなんだけど。
敗けた選手に、「ナイスファイト」と言ってはいけない。
……「(君の目的が達していなくとも、君が傷つこうが何だろうが)自分は満足したよ」という意味にも聞こえてしまうから。
……そんなつもりでないのは経験を経れば分かるんだけど。
……知らずに聞けば、余計傷口に塩を塗るわけさ。
……。
ボクシングは真剣勝負だ。
あくまでも勝つためにやってる。
勝利か否か。それしか眼中にない。
……。
「つまんねー試合して勝つくらいなら思いっきり盛り上げて負けた方がいい」なんて人も、聞いたことはなくないが、間違いなく少数派だ。
……。
観てる方からすればナイスでも何でも、やってる側は敗けたら終わりなんだよ。
……これを公に言うことにより、言う方も気をつけるだろうし、言われた方も「そうだよな。悪気あってのことじゃないんだよな。精一杯のねぎらいの言葉なんだ」と分かる。
……で、ですね。
さらに突っ込んで。
「じゃあなんて言えばいいのか?」
……これはですね。
先に答を言っちゃうと。
……ないんですよ。
……自分のことを見直してほしくて、「すげーな!」っと思ってほしくて、リングに上がる。
それが出来なかった。
カッコ悪い自分。
情けない自分。
ダセェ俺。
……それを、さらに「かわいそうだから慰めてあげなきゃ」と反対にかわいそうがられる自分。
……ますます泣きたくなると思いませんか?
ボクサーが欲しいのは、敬意だ。間違っても哀れみじゃない。
敗けたなら、その勝負における全てを失って当然だ。
「オマエ、ダセェな!」で十分。
それでいいんじゃないかと本当に思う。
それで、せめて「敗けた上に同情され慰められる、情けなくか弱い自分」の自己憐憫(じこれんびん)からは逃れられる。
勝負に生きる以上、そのオトシマエとしては、何言われたって仕方ないんだ。
大丈夫、ボクサー目指す奴なんてのは、そこまで弱い生き物じゃない。
そりゃ凹むが、凹むだけ凹んだら、また復活する。
前よりもタフさを増して。
(……しかし、まだ続く……)
昨日帰京したけど、北海道では仕事してきました!
まず水道の詰まり。
パイプクリーナー使っても解消されないという。
確かにもう一度やって見たがダメだった。

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