公民館みたいなところで寝袋で雑魚寝。

バックパッカーやれる俺は、どこだって眠れる。

睡眠不足だったからむしろぐっすり眠れた。

朝は六時半には宿泊所を出て朝のミーティングへ。

ポスター持ってってあらためて皆に紹介されると、拍手が。(笑)

被害のひどかった地域の湊中学校へ炊き出し。

もちろん下ごしらえから手伝う。

…家では自分の飯さえ作れない俺が、人の飯の用意なんかしてしまって良いのだろうか?(笑)

とは言ってもパックされているタケノコをあけたりと、もちろん単純作業。

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炊き出し開始。

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後で知ったが、やはり泥かきとかよりこちらの方がボランティアの人気が高いそうだ。

昔飲食でバイトしてた経験が若干活きた。

湊中学校での炊き出しが終わると、こんどはまた別の地区へデリバリー。

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やはり俺が普通に炊き出しやってても普通の人は知らないので、ポスターを出しとくとボクシングのチャンピオンが来てるんだなと分かり、喜んでくれる人もいる。

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しかし被害のあった区域は、本当に凄惨な光景で、ここが今の日本だという現実感すらない。

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夜は石巻の復興ボランティアの統括会議にも出席。

ここの役員でもあるリク君に、軽トラを託した。

存分に有効活用してくれると期待できる。

全て終えた夜、地元のバーへ行ってコーヒーを飲む。
実際に病院の三階に駆け上がって津波の被害を逃れた人の話を聞いた。

ここら辺で知り合いが流されていないという人がむしろいない。

悲惨な状況。

しかし復興への道を逞しく歩む人々。

ボランティアでそれを助ける人々。

ボランティアの人達は、普通の人よりもなぜだかよっぽど活き活きとした目をしている。

その目は、生きている充足感で満たされている。

お金で買えない価値観が、確かにここに存在する。


あらためて、問おう。


生きるとは、何か。


幸せとは何か。


ハッキリと答えられる人は、きっとそれが答えなんだ。

唯一の正解などたぶんないのだから。


俺の答えは、たぶんまだ出ていないなぁ…。


明日早朝にこちらをバスで出発。

午後に着いて一息着いたら、ジム。

さて、本業の開始だ。

そっちも非常に面白くなるかもしれない。