世界戦日記・18

テーマ:
ジャブ。

1R目、とにかくガチャガチャいっといて、ファイターなんだなと思わせておいて。

もしスピードでそれほどひけを感じなかったならば。

突然のアウトボクシング。

アウトボクシングって言っても、ジャブ突いて下がってたら、ペースは相手にのまれる。

ソトはそんなに思惑通り行く相手じゃないのは分かってたし、ランディ・スイコ戦で
分かった通り、俺は完全にアウトボクシングしながらジャブで相手コントロールするのは上手じゃない。

スイコに通じなかったものがソトに通じるわけがない。

ジャブ突いて逃げ回ってても、敵地でポイントはくれないだろうし。

そもそも敵地で判定は基本的に狙ってなかったし。

・・判定で負けたら悔い残るじゃんか。

特に自分の得意じゃないボクシングをして。

だったら正面から打ち合った方がいい。

それでもしぶっ倒されても、納得がいくよ。

本当に最善を尽くして負けたのなら、仕方ねえじゃん。

自分に納得がいくよ。

足掛け20年間、熱く熱く燃やし続けたボクサー魂を、成仏させることができるよ。

誤解を恐れずに言えば、負けたっていいんだ。

だけれども、全てを出し切れよ。

じゃないと、俺の二十年間にわたる怨念に近い情熱は、成仏させることができない。

意識してこれでもあまり日記に書かないようにしてるんだけど。

ボクシングやり続けるってことは、いろんな意味で本当に、本当に大変なことだからさ。

全部出した上でそれでも敵わなかったのならばさ。

仕方ねえじゃん。

期待して応援してくれた人には、自分の弱さを心から詫びるしかないけど。

そりゃもちろん、勝ちたい気持ちは誰よりも本人の自分が強い自信があるけれども。
AD