信州でシャンソニエがやりたい!
それが始まりで、
去年スタートした、
「ながのシャンソニエ」。
3回目を終えたすぐあとに、
場所を貸して下さっていた、
ジャズのライブハウス「グルーヴィー」のマスターが亡くなられた。
カウンターでいつも、
笑顔でニコニコ、そしてヨロヨロと、
そんなマスターの事を皆んなが心配して、
常連からは「マスターあんまり飲んじゃダメだよ。ちゃんと食べなきゃ。ちゃんと家帰って寝なきゃ」って、
いつも言われてたけれど、
ハハっ!と笑いながら、聴く耳持たず、
マスターはいつもチビチビと、バーボンを美味しそうに飲んでいた。
亡くなった時は(今もそうだけど、)
寂しくて、寂しくて、
誰かが「グルーヴィー」を残していこうか…と話していたけれど、
結局、しばらくして店を閉め、
しばらくそのままにあった看板も、
とうとうなくなった。
あの時、私は思った。
マスターはグルーヴィーと一緒に、
天国に行かれたんだ…って。
音楽と人の匂いの染み込んだ店がなくなるのは、切ないけど、
マスターあってのグルーヴィーだったんだから、
それはそれで良かったのかも知れないって。
以来、行き場を失った「ながのシャンソニエ」もお休みになってしまっていた。
そして昨日、「ながのシャンソニエ」をやりましょう!と、
新たな場所になったのは、
「グルーヴィー」とも、親しかった、
同じくジャズのお店「ZAZA」。
ZAZAのママも、スタッフも、シャンソニエ応援チームも、
なんだか、みなウキウキしていた。
同じところを向いている感じで、嬉しかった。
有難い事だ。と、心底思った。
とても、のびのびと歌に集中できたライブとなりました。
いよいよ、これで再び、
「ながのシャンソニエ」復活です!
お越し下さいました皆さま、本当にありがとう!
このライブも、ガツンといきたい2015年です!