雪の降っていた昨日の夜、テレビをつけると、そこで「高田渡」さんのドキュメントが放送されていました。





私は高田渡さんの歌がとても好きです。





声なき叫びを「うた」に変えていた彼の歌は、私の中でジョルジュ・ブラッサンスと共通する世界があります。





あちらもこちらも自由自在に飛び回ることは、ひたすら孤独であるのが覚悟の上。





彼は最初から最後までそれを貫いて生きた歌い手のような気がします。





LPを改めて聴いています。





オリジナルも、大正のはやり歌も、フランスの詩も彼にかかれば、静かな叫びの歌。





私も渡さんの「私は私よ」をアルバムに入れています。





プレヴェールの詩を小笠原豊氏が訳したものに高田渡さんが曲をつけたのには、きっと相当な思い入れがあったのでしょう。



久々に厚生年金で歌おうかな。