訪問日 令和元年 ５月２７日
今回参拝したのは、愛西市西保町宮西２に鎮座する「星大明社」。
西保町の氏神で、祭神は赤星明神。
かつては松隣寺という神宮寺があったといい、
江戸末期の『尾張名所図会』にも「赤星名明神」として描かれている。
境内南にある朱色の「鳥居」と「社号標」。
写真右側の土盛りは、名鉄尾西線・津島線の線路。
「参道」。
「鳥居」から北へ２５０ｍ程伸びる。
一方、こちらは県道４５８号線沿いにある西側の「鳥居。」
国道１５５号線と県道４５８号線が交わる
「西保」信号から２２０ｍ程北にあたる。
この「鳥居」の北側に駐車場があるので、
現在はこちらの方がメインとなっている様だ。
由緒書。
星大明社由緒記(由緒書)
一祭 神 饒速日命
一例 祭 十月十八日
当社ハ本国帳ニ従二位赤星明神トアリ通称
星ノ宮ト申シ桑名郡長島七社ノ内ノ一社デ本
社ノ左ニ鎮座サレルハ日ノ宮(祭神天照大神)
右ニマシマスハ春日ノ宮デアル
当社ハ市腋七郷ノ内デ例年津島神社夏祭ニ
参加スルタメ車楽ノ下調ヲ拝殿ニテ行ウヲ例
トシ六月朔日祭礼ニ参加スルモノガ参詣ヲシ
同七日人形ヲ作リ(能人形内外二百番カラ籤
ニテ定メル)車楽ニ乗ル稚児太鼓及ビ囃子ノ稽
ヲスル同十四日午ノ刻当社ニ寄リ試楽ガアル
コノ日稚児ドモヘ柏ノ葉ニ肴ヲ盛リテ飯ニ出
ス古例ガアル
市江祭記ニ「当社ハ津島天王ノ御祭礼ガ天正
元年(一五七三年)織田信長公長島合戦ノ砌中絶
セルヲ服部氏宇佐美氏等ノ浪人コレヲ再興ス
云々」トアリ
斯カル由緒ニヨリ国君(尾張徳川家)カラ試楽
田若干等寄付セラレタ又神君徳川家康ヨリ金
襴唐織御小袖金襴楽ノ胴掛金襴大口等御寄付
アリ今モ例年車ニ飾リ御神徳ヲ仰ギ奉ル
「社務所」。
「社務所」に掲げられた文化財「木造獅子頭」の解説板。
「手水舎」。
「社殿」の様子。
「拝殿」。
「本殿」。
朱色の「覆殿」に覆われている。
背後から。
左右に境内社の「日ノ宮」「春日ノ宮」が確認できる。
