日枝神社(笠松町) | 鬼丸のブログ

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気儘に写真を載せてます。

主に、城跡・神社かな。

訪問日 平成28年 7月18日


今回参拝したのは、羽島郡笠松町米野480に鎮座する「日枝神社」。

主祭神は「大山咋神」で、複数の境内社を持つ。


県道178号線を「米野東」信号から西へ300m程進むと、

右側に「鳥居」と奥に鎮守の杜が見えてくる。


木曽川の堤防にある「鳥居」。
日枝神社1   


「参道」を進む。

途中、県道178号線を横切り、「鳥居」前へ。

日枝神社3


「鳥居」付近。

本来の「参道」は、余り使われていないのか、下草が生えている。

「社号標」は、右に「村社 日枝神社」、左に「白鬚神社」が建つ。

日枝神社6 日枝神社7


正面付近。

「石灯籠」が二組あり、別々の入口を示しているかの様だ。
日枝神社41


先ずは、正面の「日枝神社」へ。
日枝神社8  


「蕃塀」。

これだけで、テンションが揚がる。(笑)
日枝神社15 日枝神社18


「蕃塀」手前に、石碑と標柱がある。

如何やら、松尾芭蕉に所縁の地らしい。

日枝神社10
  

石碑に句が刻まれている。

「草も木も 離れ切たる ひばりかな 芭蕉」。
日枝神社11 日枝神社12


標柱。

標柱の両側面に、解説がある。

「貞享二年(一六八五年)三月二十四日頃、のざらし紀行の途中、

米野の原を過ぎる時この句を詠みました。」

「芭蕉は門人の千里と共に、東海道から近畿地方、木曽路を通って

帰る九ヶ月の旅をしました。」

日枝神社9
 

境内西側にある解説板。

日枝神社16 日枝神社17


第六十一回伊勢神宮遷宮記念

 日枝神社由緒並び沿革(解説板)

創     建 天正十七年(一五八九年)秋と伝えられる。

祭神と神徳 土木の知識にすぐれ、開拓の祖神である

        大山咋神(別名 山末之大主神)を祀る。

        土木・建築・商業・文化・交通・安産

        縁結びの守護神

合祀社

 白鬚神社 古文書に創建は正保元年(一六四四年)と

        あり、みちびきの神として広く知られる

        猿田毘古神を祀る。

        方位除・地祭・土地開発・開業・災除

        家業繁栄・交通安全・開運の神

境内社

 秋葉神社 軻遇槌神(別名 火之加具土神)を祀る。

        金銀財宝の守護・金運・招福鎮火・火防の神

 稲荷神社 倉稲魂神(別名 宇加之御魂神)を祀る。

        商売繁盛・家内安全・子孫繁栄・学業成就の神

 水神社  大水の災害除けとして天照大神を祀る。

        往時堤防の切れ跡の水神社二社を戦後

        現在地に合祀。

    祭      事

        春 祭(祈年祭)  二月

        例 祭・お湯立て 四月

        秋 祭(新嘗祭)  十一月

        白鬚神社例祭  十月

        秋葉神社例祭  三月

        稲荷神社例祭  二月

        水神社例祭    三月     以上

    平成五年十一月吉日 日枝神社氏子中



「手水舎」。
日枝神社19 日枝神社20
 

「拝殿」。
日枝神社21 日枝神社22


この神社は、「拝殿」「幣殿」「本殿」の三段構造になっている。

「拝殿」から「幣殿」へは、橋が架かっていた。

日枝神社33 日枝神社32


「本殿」。

千木は内削ぎ、鰹木5本となっている。

地面から2m以上高くなっている。

左隣に祠を伴う。

祠が「白鬚神社」?それとも「水神社」?
日枝神社23 日枝神社25  


続いて、西隣に鎮座する社へ。

「石灯籠」付近。
日枝神社38


「石灯籠」には、「秋葉山」とあり、

側面には「弘化四年」とある。
日枝神社39 日枝神社40

 

「拝殿」。
日枝神社28


少し離れて、「本殿」。

1.5m程高い位置に鎮座する。

神社名等は表示されていないが、ここが「秋葉神社」か?
日枝神社31 日枝神社30

  

最後に、境内の東側にある「稲荷神社」に参拝する。

残念ながら、お約束の朱色の「連鳥居」は無かった。

ここも70cm程高い位置に鎮座している。

日枝神社34
日枝神社35 日枝神社36

 
「鳥居」付近から見た木曽川の堤防。
この上に、最初の「鳥居」がある。
日枝神社42 

境内にある「拝殿」「本殿」等が高めの石垣上に鎮座しているのは、

やはり水害対策なのだろうか?