主に65歳以上で年金をもらいながら働いている人が対象のお話しです。
1月5日の日本経済新聞夕刊(家計のギモン)からご紹介します。

 

 

働くシニアの年金は 4月法改正で早めに増額

 

 

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Q:
65歳の会社員です。老後の生活を考え、70歳まで働き続けるつもりです。今年から年金支給の仕組みが変わると聞きました。どのように変わるのでしょうか。

A:
老後資金のため、65歳以降も年金を受け取りながら働き続けている人は多いです。その間、老齢厚生年金の保険料を納めていると、支給される年金額も原則増えます。現行制度だと増額のタイミングは退職時か70歳になってからです。2022年4月からは「在職定時改定」が導入され、65歳以降少しずつ受け取る年金額が増えるようになります。支払った保険料を早めに年金額に反映する仕組みです。

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メリットが多い在職定時改定ですが、一部の給与が高い人は働いている間、満額増額とはならないこともあります。働いて一定の収入がある人は年金額が減額される在職老齢年金の仕組みがあるためです。

65歳以上の場合、老齢厚生年金(報酬比例部分)の月額や標準報酬月額などの合計が47万円を超えると老齢厚生年金が減額になります。減額分は超えた金額の分の2分の1の額です。そのため在職定時改定で増えた分も減額になる場合があります。

***以降省略***

 

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