◆ 2日目 ◆

 早朝5:30起床。懐中電灯の光を頼りに出発の準備。
2日目は移動距離がかなり長く、宿泊地は標高4000m以上のところ。夜が明けて薄明るい塩湖の中をジープは走りぬけていく。白い塩湖はやがて砂のような道に変わり、黄土色や、赤茶色の山が景色に現れてきた。


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アタカマ砂漠が近づいてきたことを感じる。

 途中、たくさんの大きい岩がごろごろと転がった悪路にさしかかる。そこでは車のパンクを避けるため車から降ろされ、徒歩で急な山肌を登らなければならない場面もあった。



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夕方、ラグーナ・コロラダに到着。赤色を中心とした濃淡のグラデーションの湖。その不思議な景色に吸い込まれそうになる。神秘的な空気が流れていた。ここにいたフラミンゴはとても鮮やかなピンク色をしていた。

 


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そこからさほど遠くないところに宿泊施設があった。1室10ベッドのドミトリーに、ツアーグループごとに泊まるようになっていた。日中は日差しが強いので薄手の服装で調度よいのだが、日が暮れると一気に冷え込み何十にも服を着、手袋、帽子、マフラーをしていないと寒すぎる気候だった。

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 夜空には砂漠でみたような無数の星が輝いていたが、寒すぎていつまでも眺めていることはできなかった。廊下にあるたった1つの木炭のストーブに私たちのグループと隣の部屋のグループとがみんなでかたまって夕食をとった。夕食はミートソースのパスタとスープとヨーグルトだったが、ここでは他のグループも同じものを食べていた。

 翌日は朝5時半出発。寒すぎて何もできないので9時前には寝袋に入り込んで眠りに入った。