インカの聖なる谷巡り-チンチェーロ(Chinchero)(11/05/2008)

 

 

クスコの旅行会社ではインカの聖なる谷巡りの1日バスツアーもある。

 

 

こちらは1日かけて、ピサックの市場、カルカ、ウルバンバ、オリャンタイタンボ、チンチェーロを周るり効率よく周れる。

自分たちでバスに乗って1日でこれだけの村をまわるのはほぼ不可能と思うので、時間のない旅行者にはおすすめかも。

 

我々はすでにピサックにはいったが、他の村に行くにはこのツアーに参加したほうが1日でたくさんの村を回れたが、聖なる谷巡りではどうもピサックがメインのようなので他の村は通り過ぎる程度で時間が制限されていそうだし、10日有効のクスコ周遊入場券は各遺跡などへの入場は1回きりなのでこのツアー参加はやめにした。

 

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左:チンチェーロの教会、裏手にはインカ帝国の要塞の遺跡がある。

右:日曜市の様子

 

残りの聖なる谷巡りは、行きたいところをピックアップしてまわることにした。

 

この中で優先していっておきたかったのが、チンチェローだった。

チンチェーロは毎週日曜日に市場が開かれ、ピサックよりずっと素朴とガイドブックに記載されていた。

観光客はちらほらいたが、確かにピサックよりもっと庶民的。

屋根があるところでは、観光客相手より地元の人が必要とする、食料品や衣類、コカの葉などが売られていた。多くのインディヘナは地べたで民芸品を広げて売っていた。

言い値はピサックよりかなりかわいい、粘るとだいぶディスカウントしてくれる。

おそらく午後からはツアーなどの客もあまり来ないので、お昼を過ぎたら店じまいをしている人が多かったので、市場を目的で訪れるなら日曜日の午前中のほうがよいだろう。

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左:広場でチンチェーロの人々が集まっていた。

右:母を祝う日なので主役は年配の女性

チンチェーロを訪れた日はたまたま、母を祝う日だった。クスコの中心部で髪の毛に色とりどりの細かい紙切れが頭についた女性が多かったので聞いてみたところ、今日は母の日と教えてくれた。

クスコ中心部ではケーキや花を買っている人が多かった。

チンチェーロでも同様に母を祝う会をしていた、広場で地元の人々が集まり、子供たちが舞台で歌ったり、パンや飲み物を女性たちに配ったりしていた。

民族衣装を着たインカの女性たちがいっせいに集まっているのを見ることができてラッキーであった。