ボリビア料理①メタボリック一直線肉塊
ボリビアではチュレッタ(Chuleta)を注文すると、炭火焼の巨大な牛の骨付きステーキが出される。しかもめちゃ安価だった。ツーリスティックなレストランでは高いのかもしれないが、地元のレストランや食堂でだいたい値段は200~300円程度でボリュームたっぷりの、しかも炭火焼きの一皿を食べることができる。
牛肉生産大国のアルゼンチンとも隣接してるからアルゼンチンからの輸入肉も入ってきてるのだろうか。
肉は噛みごたえがある肉っぽい部分と、脂がのったジューシーなところにはっきり分かれてる。骨の周りのお肉は特にジューシー。
こんなに巨大な肉をしょっちゅう食べてたらあっという間にメタボになりそう。
ボリビア男性はそんなにメタボ率は高くなさそうだったが、若くない女性はおそらくメタボ率高そう。けっこうみんな着込んでるからわかりにくいが、おそらくメタボ体型かな?と思われる女性が多かった。
日本では霜降り肉がよかれとされ、肉に脂を注射器で注入して霜降りをうたって売られていたりすることもあるらしいが、ボリビアではきっとそれはしてないだろう。市場では冷蔵庫にも入れず解体された牛肉が売られている。日本みたいに湿度があるわけではないし、標高の高いところだと涼しいから問題ないのだろう。
お皿いっぱにのせられた炭火焼きの骨付肉
日本だと牛肉が売られる際には部位ごとに細分化されて売られているが、ボリビアの場合めちゃアバウトな感じである。
余談であるが、グアテマラではチュレッタといえば豚の骨付き肉を指していることが多かった。スペイン語辞書によると骨付きあばら肉のことを指すようである。
ボリビアの市場内の肉屋
ラ・パスで肉三昧
ラ・パスの中心部にあるカマチョ市場はメルカド・ネグロに比べると落ち着いた市場のように思える。このカマチョ市場近辺にはパリジャーダと呼ばれる炭火焼の店が数件かたまって立ち並んでいる。日本では考えられない安い値段で炭火焼のTボーンステーキを食べることが出来た。
思いっきり肉を食べたい人はパリジャーダ(人数分で注文するようだ)を注文すると、てんこ盛りの焼かれた肉が運ばれてくるだろう。地元の男性が数名でたべていたのを見ると非常にボリュームが多そうで食べきれるのだろうか?と疑問に思った。他にも鶏肉や豚肉、チョリーソ(豚の腸詰)なども炭火焼でいただける。
パリジャーダで焼かれてる肉類。