アスワン②

 

ロングツアーの続き。

 

 

アブ・シンベル見学後はアスワン近郊に戻り、アブ・シンベルツアーのみの人と、ロングツアーの人に別れて、車を乗り換える。

 

私たちはロングツアーなので先ほどより大き目のバスにのる。こちらは欧米が多いようで、英語が流暢なガイドもいた。こっちのバスに乗ってたらガイドいたのかしら。

アスワンハイダムにバスは向かう。ここは学生であろと一般であろうと一律20£Eだった。昔社会の授業で習ったことある、あのアスワンハイダムだ。

幅3600m、高さ111mのソ連とドイツによって建設された巨大なダムというだけでこれといった感動はなかった。

この時点で14時頃、そういえば朝3時の朝食から何も食べてない、前日に買っておいたライム&チリ味のポテチをパリパリ食べた。食べだすと空腹感が襲ってきた。相棒は私が車内で寝ている間に半分は食べてたらしいが、そのときカナダ人夫婦がかなりうらやましそうに見ていたらしい。

この日は何て食生活・・・せっかくエジプトに来てるのにエジプト料理を食べたかったけど、ツアー参加だし仕方ないか。ロングツアー参加する人は、軽食をもっていこう。

 

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左:アスワンハイダムからの風景

右:ボートに乗ってイシス神殿へ


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左:ボートから見えるイシス神殿

右:イシス神殿の列柱

つぎはアギルキア島に建つイシス神殿を見れる。

バスのガイドがきみたちは団体だからフェラエ島へ渡るボートは往復たったの5£E/人でいけるから、お得だ、ここで私は終わりだ後はバスがつれていくと言って去っていた。この国でも現地申し込みのガイドは最後までついてこないようだ。

バスのメンバーでゾロゾロとボート乗り場へ行き、フェラエ島へ渡る。ガイドブックではボートの公定料金は35£Eでそれ以上要求する人も多いと書かれていた。ここも個人で来ていたらボートの交渉がやっかいそうだと思った。

私が無知なのせいもあるが、他のエジプトの観光名所が有名すぎてイシス神殿はこの旅行まで知らなかったがこの神殿も相当見ごたえがある。この神殿もアスワンハイダム建設により水没の危機にあり島へ移動されたとある。イシス神殿は他の観光地ほど観光客でいっぱいということはなく、静かでのんびり散策できた。内部のレリーフも見ごたえあった。

 

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左:イシス神殿第1塔門

右:神殿内部のレリーフ

イシス神殿を見終えた時点で15時であった。ツアーの内容順からいくと、今からボートで戻り「切りかけのオベリスク」を見る。ロングツアーからホテルに戻ってくるのは15時頃と言っていたのにけっこう遅れいる。私たちはこの日17時発のハルガダ行きの長距離バスに乗らなければならない。このままだと、バスの出発に間に合わなさそうという不安と、本当にバスのチケット買ってくれてあのツアー売り込みのエジプト人はホテルにいるのだろうかという不安がよぎった。

16時前「切りかけのオベリスク」に到着してバスの運ちゃんが「今から15分で見てくるよう」にと見学希望者に言ってた。15分って言っててもなんだかんだでもっと時間かかるし、この人数を各ホテルに送るとなると、きっとハルガダ行きバスに間に合わない!!

ツアーバスの運転手に、ツアー終了時間が聞いていたのとちがうし、ここからホテルは近そうだから今すぐホテルに連れて帰ってと言ったが「10分で終わるよ」って困ってた。10分で終わるわけがないが、私たちの訴えもこの団体を連れてては無理だろうとわかるので、仕方なくタクシーを拾って「切りかけのオベリスク」は見ずして16時過ぎにホテルに戻った。

 

ホテルに戻ると、約束どおりエジプト男性がいてバスのチケットわたしてくれた。昨日請求された金額はバス運賃に10£Eのせたくらいの料金だったのでまぁ良心的かと思った。スペシャルプライスでバスステーションまで連れて行くよとここでも商魂だしてきたけど、自分たちで行きますとミニバスを拾って0.5£E/人で長距離バスステーションまでいった。バスステーションまでは近かったし意外とスムーズに行き17時前に到着して時間もあったので少し早いがギブダとコフタのサンドをさっと食べた。

 

アスワン-ハルガダまでの移動は情報もほとんどないし、不安であったが現地でバスのチケットも買って乗ることができた。同じ経路で行く人は少ないかと思うがアスワンから1日に1本だけアッパーエジプト社17時発~翌日3時ハルガダ着のバスがあるのだ。ルクソールからだと、もう少しランクが上のスーパージェット社でハルガダ行きのバスもある。

 

ほんと、キチキチのハードスケジュールである。

 

アスワンのスークは1度さらっと通っただけで、アスワン中心部の細かい観光スポットは見る時間がなかったので時間に余裕があればあと半日いたかった。

 

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左:アスワンのモスク

右:香辛料は多種売られている

 

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アスワンのスーク入り口付近。スークは夜もにぎやかだった。

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アスワンのスークはみやげ物屋がたくさん立ち並ぶ

ガイドブックでは安いと評判との記載があった。