ラ・パス(La・Paz)世界最高所の首都へ入る(19/05/2008)


標高3650mに位置するボリビアの首都ラ・パスは世界最高所の首都といわれる。

憲法上ではスクレが首都となっているようだが、この国はラ・パスに行政機関があり、実際はラ・パスが首都として動いている。

ラ・パスのエル・アルト国際空港も標高4082mにあり世界最高所の空港となる。

 

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左:ラ・パス中心部全景

右:すり鉢状となっているのでスモッグがたまってた

 

 

ラ・パスはすり鉢上になっており、低地なほど金持ちが住んでおり、高級住宅街があったり、高級レストランのエリアがある。高いところにいくほど貧困層が住んでいるらしい。すり鉢の上に広がる低地には40万人ほどが暮らすエル・アルトというゾーンになる。

 

 

エル・アルトに住む人が、「エル・アルトは標高が高いから寒い」っていってたけど、同じラ・パスでもそこまで差があるのだろうか。さらに日本という低地から来た私にはすり鉢の底でも、寒さはかわらなさそうと思った。

 

たしかに、すり鉢上の底はビジネス街のようなエリアや高層ビル、また地元の人にとってオシャレなファーストフード店や映画館が集中してあった。

ボリビアでは日本でいらなくなったミニバスなどよく見かけた。中古車ばかりが流れている国では排気ガスの量が日本よりも多いはず。黒い煙をあげて走ってる車もよく見た。それゆえ、スモッグの発生もあるのだが、すり鉢状になっているラ・パスでは底に行くほどスモッグがたまっているように思えた。

 

 

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左:夕暮れ時からすり鉢の上方部までびっしり光がともる

右:夕~夜のラ・パスも屋台が出てにぎやか

 

すり鉢状なので、ラ・パス内を散策するときは何度も坂道を上ったり下りたりしないといけないので標高慣れしてなければかなりきついだろう。

 

外国人観光客がおそらくサンフランシスコ寺院付近で財布をすられて、サガルナガ通りを犯人が走って逃げていくのを目撃した。あんな速さで逃げられたら、我々はこんな急な坂道では絶対追いつけないよ!ってくらいのスピードで男は走っていった。

 

 

ラパスの治安

ラ・パスでも首絞め強盗に注意の文書がガイドブックに載っていたのでちょっとボリビアにインする前はびびっていた。ラ・パスに住むタクシー運転手が「ラ・パスが怖くないのか?」ときいてきた。運ちゃんも夜は絶対で歩かないそうだ。そんなに危ないの?1週間ほど滞在したけど我々は無事にスリや首絞め強盗にあわずにすんだ。週末の夜はペーニャのライブやディスコっぽい音が聞こえてくるときもあった。本当はこの旅で行きたかったのだけど、夜が寒すぎて寒さに弱い私は夜遊びする気にならなかった。

お昼間はにぎやかなllampu通りでも、オスタルの窓から見てると、夜9時以降くらいから人気はなくなり朝も8時くらいからでないと人が増えてこなかった。ラ・パスの朝は遅いので早朝も危険かも。

早朝に酔っ払いや娼婦がいてるエリアをタクシーから見た。


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夕暮れのサン・フランシスコ寺院

 

ラ・パスの宿

 

ラパスの安宿はllampu通り周辺に多くあり、他のゾーンは安宿といっても結構高かった。
15$以下で宿を探すのであればllampu通りでさがすか、アロハミエントという看板を探すこと。安宿にとまるならシャワーのお湯は前もって確認しないと温い場合がある。

我々の泊まったおすすめパッカー向けオスタル

 

Hostal Gloria
Calle llampu No750 La Paz
TEL:59122456904 e-mail:hostalgloria@hotmail.com


部屋はダブルでトイレ&シャワーつきの場合80Br。24時間シャワー(電気)時々不安定であるが熱い湯は出る。ホテルやみやげ物屋、旅行会社が立ち並ぶLlampu通りにあり、観光にも便利で値段も設備と清潔度の割りにかなり安い。外国人バックパッカーも多く、早めに満室になりそうだった。受付と同じ1階にはインターネットカフェや旅行会社もある。llampu通り周辺には同等クラスの安宿があったが、シャワーなどが共同のところが多く、Hostal Gloriaは好立地で設備も整っていてよかった。タオルも言えば貸してくれる。