こないだ本屋さんに寄ると、
私の好きな本TOP3に入る川村元気さんの『世界から猫が消えたなら』が単行本になって並んでいました。
懐かしい~♡と思いながら近づいて、
帯を見てびっくり。
来年、映画化されるらしいです!!
主演は佐藤健さん!
もうね、ぴったり!!
宮崎あおいちゃんもぴったり!!!個人的に佐藤健さんの演技がとても好きなので嬉しい。
大好きな大好きな本なので、上映されたらぜーーーったい観にいかなきゃ。
ほんとにほんとに涙なしでは読めないし、みんなに読んで欲しいし知ってほしい本。
ちなみに1年半前に初めて読んだ時、感動しすぎて書いたブログがこちら↓
久しぶりに再読してみたのですが…
涙が止まりません。
もう私の中の殿堂入り!!!
あらすじとしては、余命宣告された主人公の目の前に悪魔が現れて、
世の中から何かを消せば引き換えに寿命が与えられるという取引を提案されます。
例えば、電話、映画、時計……
それぞれなかったらなかったで生きていける。
でもね、消していくうちにあることに気がつく…
そんなお話。
読後は、
生きているありがたさとか、
存在してる意味とか、
すっごく考えます。
文中に繰り返し出てくる、
『何かを得るには何かを失わなくてはね』
っていう言葉。
ほんとにそう思う。
何にも失わずに手にできるものなんてないし、
失ってないって思ったところでその幸せは誰かの不幸と引き換えにあるものだったり。
例えば試験に合格した人がいれば不合格になった人がいる。
オーディションでグランプリになった人がいれば、落ちた人もいる。
病気が治った!って思っても、それは今までその病気で亡くなった方がいらっしゃって、さらなる医学の進歩によって手にしたものであったり。
そんなあたりまえのこと。
でも忘れがちなこと。
気付いてるけど気付かないふりしてること。
深く考えさせられます。
でもこんな重いテーマなのに、
文体はめっちゃ軽いの!
そしてめちゃくちゃおもしろいんです!!
会話がおしゃれ!ウィットに富んでる。
この作者の川村元気さんは実は映画プロデューサーさんなんです。さすがです。
本が苦手な方でもサクサク読めちゃうはず。
本好きな方にはもちろん、普段読まない方にもオススメです!
そして本に出てくるお母さんが本当に本当に素敵で。
いつか私もこんなお母さんになりたいです。
で、
この本を手にとって下さった方に言いたいこと。
それは、
2回読んでください!
2回目じゃないと気付かない“しかけ”があるんです!
読解力にどんだけ自信がある方でも、ぜひ2回読んでください!
声を大にして言いたかったけど、ブログなので字を大にしてみました♡笑
2回目読んだ時に、新しい発見があるはずです。
読んだ後は今自分の周りにいる大切な方たちがもっと大切に思えるし、
大事な人に会いにいきたくなります♡
1人でも多くの人が、この本を通じてあたたかい気持ちになったらいいな♡