脂肪について~基礎編2~ | SARIR SANTE カイロプラクター&栄養コンサルティング  須藤 眞澄美

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健康についてお悩みの方、健康に興味のある方へ
健康についてわかりやすくお伝えします!

脂質の基礎編2です。
基礎編1で、脂質は構造で分けられていることはご理解いただけたと思うので、ここでは脂肪酸の働きや性質についてです。

 

 

1.飽和脂肪酸
常温で固体となり、熱にも強く、酸化しずらい特徴がある。
体内で合成できる脂質。
種類は、パルミチン酸、酪酸、ステアリン酸などがある。

 

・脳内の伝達物質を産生する
・血管の増強作用
・脳内出血の予防
・エネルギーを生成する
・炎症を引き起こす物質を作らない

・不足すると乾燥肌になったり、コレステロール値が低下しすぎて体調不良になる
・過剰に摂取すると血液の粘性が高まる

 

牛脂、豚脂、バター、パーム油

 

2.一価不飽和脂肪酸(オメガ9とも呼ばれる)
常温で液体の油で、不飽和脂肪酸の中では酸化しずらい。
体内で合成できる脂質。
種類は、オレイン酸等がある。

 

・胃液の分泌調整
・腸の蠕動運動を高める(便秘解消に役立つ)
・動脈硬化の予防
・循環器系疾患のリスクを減らす可能性がある

オリーブオイル、なたね油、馬油、マカダミアナッツ、ヘーゼルナッツ、など

 

3.多価不飽和脂肪酸
常温で液体の油で、体内で作れないため、食品から摂取るため、必須脂肪酸といわれている。

 

細胞膜やホルモンを作るなど、身体機能の構成において重要な物質として知られている。
構造上から、2つのグループに分けられる。

 

 

ここがポイント!!
このオメガ3とオメガ6は、体の健康に大きく影響します!


①オメガ3
α-リノレン酸が主な脂肪酸で、これをもとに体内でEPAを経て、DHAを生成する。
酸化しやすい性質がある。

 

◆α-リノレン酸
・血液をサラサラにする
・血圧を下げる
・EPA、DHAを作る

えごま油、亜麻仁油、シソ

 

◆EPA
・血液をサラサラにする
・アレルギーを軽減させる
・抗炎症効果
・血管をしなやかにさせる
・発がん抑制

マグロ、ぶり、サバ、さんまなど


◆DHA
・脳へ入って行ける脂肪酸で、細胞膜の原料となったり、脳の機能をアップさせる
・脳血管障害の予防
・血液をサラサラにする
・血管拡張作用
・抗炎症作用
・眼を健やかにする
・発がん抑制

さんま、ぶり、サバ、イワシなど

 

②オメガ6
リノール酸が主な脂肪酸で、これをを原料として体内でγ-リノレン酸を経てアラキドン酸を生成する。

 

◆リノール酸
・細胞膜の原料
・脳を正常に機能させる

 

不足すると
・成長の遅れ
・生殖機能がうまく機能しない
・皮膚にトラブルがでやすくなる

ごま油、大豆油、コーン油、紅花油、サラダ油、マヨネーズなど


◆γ-リノレン酸
・体の各組織の働きを調整するホルモン様物質(ホルモンと同じ働きをする物質)を作る
・血糖値、血圧を下げたり、血栓を防ぐ

月見草油

 

◆アラキドン酸
・脳の発達を促進させる
・体の各組織の働きを調整するホルモン様物質(ホルモンと同じ働きをする物質)を作る
・血液凝固作用

牛肉、豚肉、乳製品など

 

http://kawasechiro.sakura.ne.jp/seiritu.html参照

 

オメガ6のアラキドン酸は体の炎症反応を起こさせます。

 

これは体の異常や危機などを知らせる役割がありますが、過剰になると、体のあらゆる所に炎症反応を促進させてしまうのです。
 

アレルギー反応を促進させているのもこのアラキドン酸です。


これに拮抗するのが、オメガ3のEPAとDHAです。炎症反応を鎮め、アレルギー症状を緩和させます。
 

花粉症やアトピー性皮膚炎、ぜんそくなどの方は、オメガ6の油を減らし、オメガ3の油を増やすだけでも、症状が軽くなったり、改善したりします。

 

オメガ6がアレルギー反応を促進するなら、まるっきりとらない方が良いのかというとそれも違います。体に異変が起きたことを知らせる役目が炎症反応にはあるのです。

 

ただし、オメガ6の炎症を起こす働きは、オメガ3が炎症を抑える力よりも強いのです。

そのため、摂取バランスが非常に大事になります!


理想は、オメガ3:オメガ6=1:4といわれていますが、近年、欧米化の食事の為、オメガ3とオメガ6の割合は1:10~40といわれています。
 

最近の食事の傾向を考えると、いかにオメガ6の油をとらないようにし、オメガ3の油の摂る量を増やすことのほうが大事の様に思います。

 

このように、脂質は体になくてはならない栄養素なのですが、悪い油を摂り過ぎると、体に悪影響を与えてしまうのです!

 

次回は、危険な油についてです。

 

お読みいただいて、ありがとうございます(≧▽≦)キラキラキラキラ