妻『死に待ちだから』

夫婦で洗濯物を干しながら言った言葉。
側から見ると良い夫婦に見える我々の現実。
街を歩いている夫婦にもこんな闇があるのだろうか。

僕はその言葉を受け入れることが出来ず、黙っていた。

でも、なにか返事返さないと。
どうしたらいいんだ?どうしたらいいんだ?どうしたらいいんだ?

必死に考えて、僕から出た言葉。

僕『ほんとごめん。そんなこと言わないで』

妻は黙って洗濯物を干している。

僕はなんとかしたい一心で言葉を続けた。

僕『僕はずっと一緒にいたい。子供のこともあるし』

その言葉を聞いた妻は僕を睨みつけた。そして、涙を流して寝室に閉じこもった。